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Retevis Ailunce H1 を試してみる

RetevisのDMR機「Ailunce H1」をレビュー用に送ってもらったので試してみる(AilunceはRetevisのブランド名だと理解しているが…)。とりあえずは、「いじってみた」程度まで。

仕様と外観

まず、日本向けの公式サイトはこちら。

【主な仕様】

  • 対応バンド: 144MHz帯、430MHz帯(デュアルバンド待機対応)
  • モード: アナログFM、DMR
  • 送信出力: 最大 6W
  • 機能: GPS、APRS、SFR
  • バッテリ: 2900mAh
  • サイズ: 125x60x40mm(実測、突起物を含まず)
  • 重量: 330g(実測、バッテリとアンテナを含む)

この無線機はJARDの保証対象機種なので、免許を受けるのは簡単(技適機ではないので、保証を受ける必要はある)。

なお、OpenGD77は非対応

添付されているマニュアルは、英語とスペイン語(?)だけど、サイト上で日本語版が提供されている ⇒ PDF

アンテナ端子はSMA-P。UV-K5等と同じだけど、本体側の穴(アンテナ側の外径)が小さくて、UV-K5のアンテナは上手く接続できない。少ししか入らないので、おそらく芯線が接触しない。

Retevis RT3Sは日本の無線機で一般的なSMA-Jだったのに、H1では逆になった。

バッテリが大容量のためか、背中がぽっこり盛り上がっている。

ロックの爪を押し込みながら(結構かたい)、バッテリ全体を引き上げると外れる。

RT3Sとのサイズ比較。

ぱっと見で、H1の方が背が高い(縦に長い)ことが明らか。

厚さは背中の出っ張りの分、H1の方が厚い。写真だとあまり変わらないように見えるが、手に持った感覚ではかなり違う。H1は「でかいものを持っている」という感触。重さのせいもあるかもしれない。

トップパネルは市松模様がくっきりと見えるが、これは光の当たり方のせい。

それよりも、問題は二つのツマミ。単なる丸で引っかかりがない。ツルツルすべるというほどではないけど、回しにくい。

多分、アンテナの根本とツマミのデザインを揃えようとしたのだろうけど、操作性が犠牲になってしまっている。

PTTボタンも同じ様な感じで、上面がフラットのツルツル。これもあまりいいとは思えない。その横の二つのボタンは、トップが皿状にわずかながら凹んでおり、ツルツルでもないので、PTTボタンよりはまし(それでも滑りやすいけど)。

反対側は、スピーカマイク端子(ゴムカバー)。

写真の左側がH1で、サイズが縦に長い分、10キーに多くのスペースを割り当てることができるようで、ボタンサイズが大きくなっている(右はRT3S)。また、横に3列になっていて、「0」などが一番下の行に配置された。10キーは、サイズも配列も使いやすくなっており、歓迎。

充電

充電端子は、USB Type-C。本体(というかバッテリ)直結でも、スタンド経由でも充電できる。この点はRT3Sと比べて改善されている。

ただし、充電ケーブル(Type-A — Type-C)が付属しているだけで、充電器は付属していない。充電器のスペックは、5V 2A。別途用意する必要がある。販売ページの構成の選択で「アダプタ」とあるのは、充電アダプタかもしれない(未確認)。

ひょっとすると、もう1サイズ大きなバッテリも用意する予定なのか、スタンドのスペースが広い。あるいは、充電せずにスタンド内に置けるように、という配慮かもしれない。いずれにしても、気をつけないと充電端子が接触していないということになる。

充電中はLEDが赤点灯。充電電流は1.4Aくらい。バッテリの仕様が7.4Vなので、おそらく、内部で8Vくらいに昇圧して充電しているのだろう。それを考慮すると、充電電流は900mAくらい?昇圧コンバータの効率が90%だとすると、800mAくらいか?

充電が終了すると赤LEDに変って緑LEDが点灯。

スタンド経由も試してみたところ、スタンド経由だと1Aくらいしか流れない

スタンドの裏を見ると、出力電圧は8.4V、電流は600~700mAとなっている。

興味が湧いたので開けてみた。

充電制御チップは、このETA6071のようだ。検索したらデータシートが見つかった ⇒ ETA6071_V1.6.pdf

pin 7(ISET)に接続されいる抵抗が6.8kΩなので、出力電流は667mAに設定されているようだ。

バッテリ内に昇圧回路は持っているはずだけど、それを使わずに、外部(スタンド)で昇圧して、バッテリに直接充電している。USB充電機能を持たない普通の(?)バッテリにも対応できるってことかな?

スタンドだど充電電流が300mA程度まで下がると満充電(緑LED)と判断するようだ。充電スタンドのLED、二本足なんだけど、どうやって色を変えているんだろう?

操作など

右側のツマミ、電源兼ボリュームを回せば電源が入る。ただし、上に書いたように、ツマミに引っかかりがないのでちょっと回しにくい。

起動メッセージが表示されるのだけど、すぐに表示されないで、5秒位待たされることがある。一瞬、不安になるが、そのまま待つ。

なんだかイマイチ見づらい。

メニューを表示させるとさらに悲惨。

選択したものが濃く表示されて書いてある文字が読めない。写真にすればなんとか読めるが、肉眼ではほとんど判別不能。

それでも、なんとか設定をいじって、表示モードを見つけた。

Night Modeにすれば、かなり見やすくなる。

これなら、背景と文字のコントラストがハッキリして非常に見やすい。まずは、何をさておき、このNight Modeにするのが良いと思う。Night Modeというよりも、ダークモードという感じ。

なお、文字がなんとなく汚いのは、JPEGのノイズのせい。実際にはかなりきれいに見える(ディスプレイのドッド数も多いようで視認性は良好)。

PositionはGPS、APRSは文字通りAPRSの設定のようだ。

デュアルVFO表示にした状態。ただし、RT3SやUV-K5等と同様、デュアル受信ではなくて、デュアル待受け。どちらかを受信すると他方は受信できない(両方が同時に受信できることを重視する方もいらっしゃるようだけど、私はこれで良い)。

FMラジオ機能もある(RT3Sにはない)。VFO1側がFMラジオの表示になるけれど、これでもデュアル受信は生きているようで、VFO1の周波数の受信もできる(受信したらFM放送受信が停止して、VFO1の表示になる)。

アンテナには要注意。最初、FM放送が受信できなくて悩んだのだけど、何のことはない、アンテナがちゃんとつながっていなかった。

アンテナコネクタが少々奥に引っ込んでいて、この穴に付属アンテナを取り付けるのだけど、穴が小さめで結構きつい。軽くねじ込んだ状態だと芯線が接触しないみたい。なので、FM放送すら受信できなかったり、極端に感度が悪かったりする(まともに接触していなくて、近づいただけの容量結合になっている)。かなりグイグイねじ込む必要がある。FM放送が入らないだけならまだしも、まともにつながっていない状態で送信したら電波は飛ばない(代わりにファイナルの石が飛ぶかも…)。そして、ねじ込むと、今度は外すのに苦労する。細くて掴みにくいのでなかなか回せない。

10キーによるダイレクト周波数入力では、すべての桁を入力する必要がある。RT3Sでは「0」は省略できたが、H1では「43300000」と全部打たなければならない。これは面倒。ファームウェアのバージョンアップで改善されることを期待したい。

それから、Hidden Modeというのがあったので、これをOnにしてみた。何か特殊機能が使えるのかと思ったのだけど、メニューの数が増えるとかそういうことはないみたい。

改めて、日本語マニュアルを見てみると、こうある。

たしかに、一切の音が出なくなった。操作音も、受信音も。自分が「隠れる」、という意味なのかな?ARPSでビーコンの送出はやりたいけど、音は絶対に出したくないとか?

今回のまとめ

  • 何はさておき、まずはNigh Modeに設定するのがおすすめ。ディスプレイ自体の視認性は良い。
  • 充電はバッテリに直結のほうが速い(スタンドを使うと充電電流が抑えられる)。
  • 無線機っぽくない垢抜けた外観デザインを目指したのだろうけど、操作性優先になっていないのが残念。10キー以外はRT3Sの方が良い。デザインなので、人によって意見が分かれるだろうとは思うが。
  • 少々大きくて重い。その分、バッテリ容量が大きいので、致し方ないところ。
  • アンテナコネクタはRT3Sとは逆(UV-K5などと共通)。
  • アンテナはしっかりねじ込むこと。甘いと芯線が接触しない。FM放送がちゃんと受信できるかが目安かも?

公式販売ページはこちら。

無線機
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