
オシロスコープのプローブの静電容量をLCRメータ(DE-5000)で測定してみた。
| 1X | 10X | |
| 1 | 107 | 21 |
| 2 | 117 | 18 |
| 3 | 78 | 18 |
| 4 | 101 | 18 |
測定したプローブは四本。測定周波数は10kHz。測定値の単位はpF。
1Xだと100pF位あるので、高周波の測定ではかなり影響しそう。10Xだと容量が小さくなり、被測定対象への影響が小さくなることがわかる。とは言え、それでも20pF程度あるようだ。
プローブの1と2は、ホビーレベルのオシロについていたもので、それぞれまったく別。
3と4は、大手とまでは言えないけれど、少しは名の知れたメーカについていた二本。特性が揃っているかと思ったけれど、そうでもない。10Xの方なら調整トリマの位置の影響を受けるかもしれないけど、1Xだと影響しないだろうし。一流メーカの品なら、しっかり揃っているのかも知れない。
今回の測定、ことの発端はAnalog Discovery 2。

1kHzの矩形波を出して、それを使って10Xでのトリマ調整をやろうとしたのだけど、調整しきれない。

最初はプローブのせいだろうと思って、別のものを試してみたけれど、どれもダメ。BNCアダプタのせいなのか、プローブのトリマコンデンサでの調整の範囲を超えてしまっているのではないかと思う。これらのプローブも、当然ながら、他のオシロスコープで使う場合は、ちゃんと調整できる。
Analog Discovery 2でも、1Xなら、もちろん、問題ない。

この結果から考えれば「Analog Discovery 2 + BNCアダプタだとオシロプローブの10Xは使えない。1Xで使え」ということになる。
そこで、「じゃ、1Xだとどのくらいの静電容量なの?10Xだとどのくらい減るの?」と思って測定したのが上の結果。

1Xで107pFだったプローブをBNCアダプタにつないで、その合計を測ると、CH1は117pF、CH2は121pFだった。この容量が被測定物につながることになる。
ついでに、3.5mmステレオプラグがついたケーブルも測定。

| T-S間 | R-S間 | |
|---|---|---|
| 1 (50cm) | 62 | 78 |
| 2 (50cm) | 93 | 100 |
| HD 599SE 3.5プラグ (1.2m) | 266 | 238 |
| HD 599SE 6.5プラグ (3m) | 579 | 597 |
測定結果の単位はpF。1と2は出来合いのケーブル(メーカ不詳)でどちらも50cm。HD 599SEはヘッドフォンに付属していたケーブル。二本付属していて、3.5mmプラグ付きのものが1.2m長、6.5mmプラグ付きの方は3m。ざっくり、200pF/mというところか。



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