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【クーポンあり】ATS-20+ (SI4732ラジオ)を使ってみる

  

Banggoodから送られてきたATS-20+というラジオ。これもSI4732チップを使ったものらしい。早速見ていく。

外観

まず、内容物。ATS-20+ラジオ本体の他に、アンテナとUSB Type-Cケーブル。それとゴム足。

サイズは、概ね85x90mm位(突起物は含めず)。高さは40mmほど。ゴム足を乗せているのは、上記が落ちないようにするため(それ以外の意味はない)。

ファームウェアのバージョンはV1.1.5のようだ。

同じSI4732チップを使ったラジオとのサイズ比較。ATS-25 max-decoderよりもだいぶ小さく、ATS-Miniよりはかなり大きい。ATS-MiniはこのATS-20+の顔の部分だけを切り取ったような大きさというか。

内部

ケースはATS-25 max-decoderよりもだいぶ小さいけど、スピーカの口径はATS-25 max-decoderとほぼ同じ。頑張ってる。

フレキケーブルがよじられているのが気になる。どんな効果があるんだろ?

基板上にはArduino Nano(互換機)がそのまま搭載されている。装置としてはフロントパネルがあってディスプレイやスイッチ類が並んでいるけれど、どうやら、本体基板上にもそれらを載せることもできるみたい。

フロントパネルのタクトスイッチが面白い。基板の裏にスイッチ頭を出すような構造の部品があるのね。初めて見た。

正面パネルの下部はスリット。理由はわからない。スピーカの息抜き?

フロントパネルに操作スイッチ類があるのに、電源スイッチやヘッドフォンジャックは背面。ATS-25 max-decoderもそうだけど、これはちょっと残念。

ラジオ本体のSI4732A10チップ。

PT2308はステレオヘッドフォンアンプ。

8002Aはスピーカ用のアンプ(モノラル)。

4056Bはおそらくバッテリの充電コントローラ。

バッテリは基板の裏に貼り付いている。容量がわずか500mAhしかない。これは小さい。ATS-Miniでも800mAhのバッテリを積んでいるのに。ちなみに、ATS-25 max-decoderのバッテリは4000mAh。

使用感

ATS-Miniはロータリエンコーダだけですべての操作を行うというミニマム思考的設計方針であるのに対して、こちらのATS-20+はバンドやボリュームなど主要な操作は物理ボタンを持っているという逆の設計方針。当然、このように専用の物理ボタンを持っている方がわかりやすい。

しかしながら、タクトスイッチの頭がそのまま出ているだけの小さなボタンなので、操作性はいいとはいい難い。わかりやすいだけにちょっと残念。

ロータリエンコーダはつまみがATS-Miniのものよりはだいぶ大きいので回しやすい。そして、ATS-Miniのようなスリップはなく、ちゃんと回転に付いてくる。ハードウェアの違いなのか、ソフトウェアの作りなのかはわからないが、ともかくこれは良い。

ディスプレイは小さくて、しかも文字がしましまで非常に読みづらい。表示内容も必要最小限と言った感じ。

実際の動作の様子はこちらのビデオ。AM放送局、FM放送局、短波放送局、アマチュア局(CWとSSB)、短波放送局(先程とは別のバンド)の順で受信している。アンテナはロングワイヤ。

本体スピーカは割と大きめのサイズだけあって音は聞きやすい。また、本体スピーカはモノラルだけど、ヘッドフォン使用時はステレオに対応している。また、ヘッドフォン使用時はヘッドフォンケーブルがアンテナになる(FM時だけかな?ATS-Miniはこれには非対応)。

周波数選択のステップは切り替えられるけど、MWで9kHzステップはない。BFOの最小ステップは10Hz。

まとめ

  • ラジオとしての基本性能はSI4732-A10そのもの。ATS-25 max-decoderやATS-Miniと同じと思ってよいだろう。製品としてのまとめ方は、それぞれまったく違うが。
  • コンパクトサイズながら、スピーカは大きめで聞きやすい音。
  • ほとんどの機能は物理ボタンでの操作でとてもわかり易い。が、ボタン自体は押しやすいとは言えない。
  • ロータリエンコーダの操作性は良い。スリップ(取りこぼし)は感じない。
  • バッテリが小さいのが残念。
  • ディスプレイも見やすいとは言えない。
  • ATS-Miniよりも安いのは驚異的。金属ケースだけでも結構なコストだろうに。自作したら遥かに高くなる。

【クーポン情報】

  • クーポンコード: BGe37316 
  • クーポン適用価格: $22.49
  • 有効期限: 2025年7月31日

販売ページはこちら

ラジオ
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