NanoVNA、到着 その二

そう言うわけで、二台目のNanoVNA。今度は、シールド付きを謳っている業者から購入した。

NanoVNAには色々なバリエーションがあるのは以前書いた通り。バリエーションのうち、特に気になるのがRF部のシールドの有無。私が入手したも...

開封の儀

その前に、前回のものはこちら。

先日、発注したNanoVNAが届いた。いや、届いたのは8月末、半月以上前。ハムフェアやら、キット頒布再開やらでバタバタしていたので放置状態だ...

今回届いたものはこれ。

プラケース入り。NanoVNA本体のSMAコネクタにはキャップはなく、キャリブレーション用のオープンコネクタとショートコネクタが付けられている。合理的なのかな?

電源スイッチをONにしても、画面が表示されない。不良品かと思ったが、USBケーブルをつないだら表示された。どうやら、バッテリが放電していたみたい。まったく、焦ってしまう…。

充電後、キャリブレーションしてから、動作確認を兼ねて測定。

大丈夫そう。

気になる点としては、付属のSMAメス-メス変換コネクタが使いづらいこと。

両方からコネクタを付けると、変換コネクタを持てない。緩めるときに期待した方が緩むとは限らない。片側になった後もつまみにくいし。

こちら、手持ちの別のコネクタとの比較。

右側のものだと、コネクタをちゃんと持てる。が、長いので、測定用としては不利だとも思う。このコネクタを付けた状態でキャリブレーションすると、外した状態ではその分ズレてしまうということ。

開腹の儀

動作確認ができたので、早速ばらして中をチェック。

上板の裏にQRコード。iPhoneで読み取ろうとしたけれど、認識せず。SMAコネクタはこちらの面でもハンダ付けされている。

ちゃんとシールド板が付いている。バッテリの配線は直付け(コネクタは使われていない)。容量は450mAh(白の方に付いていたのは400mAh)。

それから、下板の裏にもQRコード。目視の限りでは、上板のものと同じ用に見える。こちらはiPhoneで読み取れた。飛び先はこちら。

http://nanovna.com/

どういう素性のドメインなのかわからないけど、入手したNanoVNAと関係があるってことかな?

バラしたついでに、ダイオードの取付けとファームウェアのバージョンアップ。

ちょっと汚いな…。使ったダイオードは、今回もショットキータイプの1N60。何となく、熱収縮チューブ被せてみた。

基板の端の空き端子のスルーホールは普通のサイズ(前の個体のそれは非常に小さかった)。

ファームウェアのバージョンアップ手順はこちら。

手元のNanoVNA、残念ながら壊してしまったが、その前にファームウェアのバージョンアップを行った。最近のファームウェアの目玉はなんと言って...

前回のように苦労することはなく、一発でバージョンアップできた(現在は、0.2.2ではなく、0.2.3)。

0.2.3になっていることが確認できる。液晶保護シートも貼った。

この後、タッチパネルのキャリブレーション。さらに、測定系のキャリブレーションを行って測定のチェック(画像はなし)。

二つのNanoVNAの比較

せっかく二種類あるので比較してみる。

色は別として、パッと見は同じ。当たり前か。

でも、手に持った印象はだいぶ違う。今回の黒の方がだいぶ華奢に感じる。

厚みを比べるとよく分かる。上板・下板がだいぶ薄い。多分、これが華奢に感じる要因。また、黒の方が長手方向がちょっと短い。

試しに、黒の本体に白の上板を付けてみる。

左上のビスを固定。右上のビスはやや斜めに軽く入っている。右下のネジ穴を見るとズレていることがよく分かる。左下は大体あっているから、縦方向はほぼ同じと見て良さそう。

ついでに、ビスもぜんぜん違う。

ネジ径自体は同じ。どちらにも使える。左は白のもので、頭が小さい皿ネジ。右が今回の黒の方で、頭が大きい(皿ネジではない)。

パネルをスキャンしてみた。

白の上板のネジ穴は特徴的。ネジ径よりも大きな穴径になっており、ここに皿ネジをはめると頭の飛び出しが小さく抑えられる。ツライチまでは行かないけど、飛び出しが非常に少ない。が、詰めが甘くて、左下は穴径が小さく、ここだけネジが飛び出る。また、下板にはこういう工夫はない。普通の穴径なのでネジ頭は飛び出る。

黒の方はそうした工夫はない。ネジも皿ネジではない(頭の高さは低いものが使われている)。ちょっと気になったのは、ネジ穴にハンダメッキがされていること。テスタで当たってみたら、各穴は導通している。ということは、こちらは銅箔がはられているのだろう。裏表、両面かな?白の方は単なる穴。おそらく、銅箔はなし。

シール板の有無くらいかと思っていたけど、結構違っている。


Twitterで、NanoVNAの白の方だと300MHz辺りにヒゲが出るとの話があった。 ということで、比較してみる。 条件 使用...
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コメント

  1. JM1LXS より:

    jh4vajさん、初めまして。

    ツイートやブログはいつも興味深く拝見させて頂いています。

    vajさんのnanoVNAの記事に刺激されて、私もebayであれをポチり到着を首を長くして待っています。

    そこで、この記事に取り上げたnanoVNAのシールドは銀色で作りが良い様に見え大変興味深いです。出来ましたら何処でこれが入手出来るのかを教えて頂ければ幸いです。

    よろしくお願い致します。

    • jh4vaj より:

      コメント、ありがとうございます。
      私が買ったものは、こちらの記事に書いてあるものです。

      http://www.jh4vaj.com/archives/13373

      一番上のリンクの業者です。サイト内での説明写真ではシールドは真鍮のようですが、届いたものはシルバーでした。何かのメッキでしょう。

      • JM1LXS より:

        早速のご返信ありがとう御座います。

        私がポチったのはアイテムナンバー133112732589でした。
        シールドの件了解です。相手が中国の業者ですし現物を見るまでは分からないですよね。

        私はコメットのアンテナアナライザーぐらいしか使った事が無く、VNAって何って感じですし、スミスチャートも謎です。なのでvajさんの記事が大変参考になります。

        ありがとう御座いました。

        73

        • jh4vaj より:

          同じ業者ですね。同じものが届くだろうと思います。小さな変更はあるかもしれませんけど。

          アンテナアナライザとして使うなら、やはり、専用品の方が使いやすいと思いますよ。それ以外にも、LやCの特性を見たり、フィルタの性能を測ったり、様々なことができるのが魅力です。同軸ケーブルの長さ(切断個所やショート個所)も測れますしね。

          これほどのものが、こんな値段で買えるなんて、何かの間違いのようです(笑

  2. JM1LXS より:

    同じ業者なんですね。それは楽しみです。到着までの日数、vajさんの場合どれくらいだったのでしょう?

    LやCの特性やフィルタの性能測定、それに同軸ケーブルの長さ、切断及ショート箇所まで測れるとは凄いですね。その測定出来る理屈が良くわかりませんが、試してみたいです。これらに関するvajさんの記事を期待します。もうアップされていたりして。

    更にnanoVNAの到着が楽しみになりました。

    • jh4vaj より:

      到着まではだいたい三週間弱です。

      あれこれ測定するには、NanoVNASaverというPCソフトが便利です。こちらに記事を書いておりますのでご覧いただければと。

      http://www.jh4vaj.com/archives/13425

      まだまだ、どんどん新機能が追加されています。新しいバージョンについても随時記事を書いています。参考になれば。

      • JM1LXS より:

        三週間位ですか、やっぱり数日では届かないんですね。

        それに、NanoVNASaverの情報もありがとう御座います。nanoVNAが届いたら試してみます。

        vajさん記事が大変参考になるので、新しい投稿も期待しています。

        • JM1LXS より:

          VAJさんのブログを参考にポチったNanoVNAが無事本日届きました。ポチってから20日後なので本当に三週間でした。

          またシールドが思いの他良い出来なので驚きました。

          これからもVAJさんのブログを参考にさせて頂き、色々遊んでみます。

          • jh4vaj より:

            無事に届いたようですね。私のものとは違って、電池がコネクタで接続されているようですね。ちょっとうらやましいです^^;

            中国からの通販での所要日数ですが、早いときで二週間、ものすごく早いときで十日くらい、遅いと一ヶ月を越えます。だいたい、体感的に三週間程度が多いように思います。

            では、大いに活用しましょう。