VK9XGがFT8 DX Peditionモードで出ていたので、WSJT-X 2.0-rc3でのテストにもなると思って呼んでみた。しかし、QSOどころか、WSJT-Xの挙動がおかしいことが判明する結果になってしまった。
以下、Houndモードでの動作。
勝手に77-bitモード
今現在は、WSJT-X 1.9.1が正式版なので、VK9XGのDX Peditionも1.9形式で行われていると思う。そこで、こちらもその形式で呼んでみるのだけど、まったく応答がない。それどころか、たくさんの信号が見えているのにまったくでコートできなくなる。
設定を確認した見たところ、上のようにFT8 message typesの「Always generate 77-bit message」と「Decode only 77-bit message」にチェックが入ってしまっている。これらを外して受信すれば(他局の信号も含めて)デコードできた。
しかし、また何かのはずみでデコードできなくなり、設定を確認すると、また「Always generate 77-bit message」と「Decode only 77-bit message」にチェックが入ってしまっていた。
WSJT-X 2.0-rc3では、FT8 DX Peditionモードは77-bit形式専用になっているのだろう。2.0が正式リリースされる際には、休憩式は廃止されるので問題ないといえば問題ないのかもしれない。しかし、それまでの間にFT8 DX Peditionモードを使うなら、1.9.1をインストールするしかなさそう。
強制的にQRG変更
VK9XGは通常の周波数ではなく、上の方に出ていたので、QRGを14.077MHzに変更したが、設定画面を開いて「OK」を押すと、強制的に14.074MHzに変更されてしまう(「キャンセル」だと変更されない)。
念のため、WSJT-X 1.9.1をインストールして確認したところ、こちらでも同じ動作だった。
この問題はどうやって避けたらいいのだろう?
メインウィンドウ内でEnterキーを押すと送信
メインウィンドウの任意の場所でEnterキーを叩くと、「Enable Tx」が有効化される(したがって、タイミングによっては即送信)。これも1.9.1のときからの症状。Houndモードでだけ起きる(FT8 DX PeditionモードでもFoxでは起きない)。
周波数をkHz指定でEnterを押すと送信していた原因はこれだった。
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