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1200MHz ツインデルタループアンテナの試作 – その2

プリント基板で作るツインデルタループアンテナ。前回の続き。

前回は四種類作っていずれも上の方に合っていたので、今回はさらにサイズを大きくしたものを試作。片側87mm、88mm、89mmの三種類。

左右に二つ並べればツインデルタループ。下の写真は88mmと89mmのもの。

さらに、前回作ったもののうち、86mmとの四種類で特性チェック。

  • 86mm(前回作成)
    黄がSWR(0.1/div)、青がレジスタンス(10Ω/div)、赤がリアクタンス(10Ω/div、縦軸中央が0Ω)、緑がスミスチャート
    マーカ1と2がバンドエッジ(1260MHz、1300MHz)、3がSWR最低点
  • 87mm
  • 88mm
  • 89mm

この結果からすると、88mmが良さそう。FMはバンドの上の方なのでちょっと悩ましいところもあるが。とはいえ、バンド内SWR<1.2なので問題ないかと。多少ズレたとしても、1.5には収まるだろうと思う。なお、手をかなり近づけると特性が変化するが、それもしょうがない(というか、当然)。ハンディ機を想定して顔を近づける程度だとあまり変化しない。

こうやって書いてデータを整理してみると、片側が88mmでもう片側を87mmにするといいかも?うーん、今さら面倒…。


試しにCQを出してみたらご近所さんが拾ってくれた。こちらはDJ-G7に10cmのセミリジッド同軸で直付けのこのツインデルタループ。相手局は30エレスタックとのこと。Sメータはフルスケール。相手からもS9+20dBも頂いた。地図でチェックしたら直線距離で2~3km程度。自宅ベランダから誰も聞いていないだろうと思いながらCQ出したので、応答があってびっくりした。

他にも、レピータへのアクセスもOK。

ということで、次は本来のサイズで一枚物で作ってみる。100mmを超えるので高くなるが、まぁ、しょうがない。


つづき

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