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1200MHz ツインデルタループアンテナの試作 – その3

プリント基板で作るツインデルタループアンテナの続き。これまでの話はこちら。

ここまでは半分だけ作って二つつなげて動作確認をした。これでサイズが決まったので正式な形で製造。

今回はちょっと訳があってオレンジのものも作った(その話は後日)。

特性確認。まずは、緑版。

マーカ1と3がバンドエッジ(1260~1300MHz)。SWR(黄のライン)はバンド内1.2以下。ついでに、青がレジスタンス(10Ω/div)、赤がリアクタンス(10Ω/div)。半分だけ作ってつないだものと見事なまでに一致。素晴らしい。

続いて、オレンジ版。

SWRの最小値は少し上がっているが、いずれにしてもバンド内は1.2以下。基板の色の違いはなさそう(色の違いというよりも個体差ではないかと)。

近所の小高い山に行ってテスト。

ハンディ機手持ちのつもりでの測定。屋内で見た状態とほぼ同じ。

実際に運用してみた。

一番上は2/3λヘンテナ。この他、DJ-G7標準ホイップ(EA163)と比べてみた。

QSOできたのは二局。いずれも数km圏内の局だったため、どのアンテナでもSメータは振り切れ。この他に、受信だけだけど、標準ホイップではかろうじて聞こえる局がツインデルタループだとSメータで3ほど振れてはっきり聞こえるということは確認できた。2/3λヘンテナとの差はわからなかった。いずれにしても、サンプルが少ないので判断しづらいところ。

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