Raspberry Pi Zero W + Volumio2、最初の設定~ネットラジオを聞けるようにする

VolumioをRaspberry Pi Zero Wで動かそうとしたときに、最初に悩むのが「どうやって設定するの?」っていうことだろうと思う。何しろ、ディスプレイもキーボードもなく、USB端子はMicro USB。その上、ネットワークはWi-Fi。

実は簡単で、最初はVolumio2自体がWi-Fiのホットスポットになってくれる。つまり、Wi-FiのアクセスポイントとしてVolumioが見える。実によくできている。おそらく、Raspberry PiのネットワークインタフェースがWi-Fiで、かつ、設定されていない(初期状態)であればホットスポット動作になるようにVolumioが作られているんだろう。

ということで、実際の設定方法を図解で。

VolumioをmicroSDに書き込む

まずは、Volumioのイメージをダウンロードし、、ZIPを展開。この辺りはざっくり省略。

これをmicroSDに書き込む。Volumioのダウンロードページによれば、書き込みツールはEthcherを使うように書かれているのでダウンロードし、インストール。

インストールしたら起動。

Flash from file」をクリックし、先程展開したVolumioのイメージを指定。

続いて、書込み先を選択。

Select target」をクリック。

書込み先のメディアを選択。ここでは「SDHC Card」。見ての通り、標準ではハードディクス等は出てこないようになっている。致命的な事故を起こさないような安全設計。イメージ書込みツールとしてEtcherが挙げられているのはこのためかな?

メディアを選択したら下の「Select」ボタンを押す。 

Flash!」で書込み開始。

書込み中。

検証中。

書込み終了。Ethcherは閉じてOK。microSDカードを抜く。

初期設定

Volumioを書き込んだmicroSDをRaspberry Pi Zero Wに差し込んで電源を投入。起動にしばらくかかるので待つ。経験的に、2分半から3分くらい。

ここでは、iPhoneを使って進める。Wi-Fiインタフェースを持ったノートPCなどでも大丈夫だけど最初の接続時にちょっとだけ手順が増える。詳細はこちら。

iPhoneでもPCでもVolumioに接続できてしまえば、設定方法は同じ。

Wi-Fiの接続先をVolumioにする

設定先として「Volumio」を選択。

接続先が切り替り、しばらくすると自動でVolumioにつながる。

最初は言語設定。言語も自動判断しているようで、「日本語」が選ばれている。これで良ければそのまま「Next」。後で変えることもできる。

システム名の指定

このまま初期設定を進める。

システム名の指定。デフォルトは「Volumio」。ここで入力した名称をアクセスする際に使うことになる(http://volumio.local でアクセスすることになる)。ここでは、デフォルトのままで(これも後で変更できる)。

出力先(DAC)の指定

続いて、オーディオ信号の出力先の指定。

ここでは、I2S接続のDACを乗せているものとする。より具体的には、このシステムが対象。

【注意】頒布品は「基板+α」です。キットではありません。 かなり長い記事です。下の目次を目安に、必要なところをご覧ください。...

とは言え、設定方法は一般的なもの。

I2S DACなので、「I have an I2S DAC」は「YES」。

Select your i2s DAC」は使用しているDACに合せて。ここでは「HiFiBerry DAC」を選択。「Next」で先へ。

ユーザインタフェースのカスタマイズ

次の画面が表示されるまでには少し時間がかかる。

オプション類をすべて表示するか、シンプルな画面にするかの指定。デフォルトはフル表示(I want the full set of options)。このまま進める。

ネットワークへの接続

接続するWi-Fiアクセスポイントを選び「Next」。

そのアクセスポイントのパスワードを入力する。

接続」を押す。とはいえ、この場ですぐに接続されるわけではない。

実際に接続が変更されるのは初期設定がすべて終ってから。

ドライブの接続(割愛)

ここでNAS等への接続を設定できる。が、それは後でできるので、取り敢えずパスしてそのまま「Next」。

これで初期設定は完了。

Done」を押す(気に入ったら寄付を検討)。

再起動

I2S DACを変更するとシステムの再起動が必要らしい。「再起動」が促されるので、素直に押す。

一旦、この画面に。

再起動するまでには、最初の起動と同様、またしばらくかかる。

接続先変更

この後、Volumioが再起動するとホットスポットモードではなく、(宅内の)Wi-Fiにつながる。そのため、iPhoneの接続先を変更する(元に戻す)。

DNSキャッシュをフラッシュ

ホットスポットモードで起動した際のDNSの情報をクリアする。iPhoneだと電源の入直し(他に手段がないらしい)。参考までに、Windowsであれば以下のコマンド。

ipconfig /flushdns

アクセスポイントの変更

いつも使っているアクセスポイントに接続する(先程、Volumioを接続したネットワーク)。

動作確認

そうこうしているうちにVolumioが再起動している頃。

Volumioに接続

Webブラウザを起動し、以下のURLをアクセスする。

http://volumio.local

もし、上の初期設定の際にシステム名を変更していたらそれに合わせる(例えば、システム名を「rpz」にしたならば、「http://rpz.local」)。

これで先程のような画面にアクセスできるはず。再起動からまだあまり時間が経っていなければアクセスできないので、その場合はしばらく待つ。

Mixer Typeの変更

Volumioでの音量調整ができるように、設定を変更する。

右下の歯車アイコンをタップ。

プレイバックプション」を選択。

スクロールダウンしておくと「音量オプション」という項目がある。この「Mixer Type」を「Software」に変更する。

そして「保存」。このとき気をつけるのは、ここにある「保存」ボタンを使うこと。この画面では項目ごとに「保存」ボタンがあるが、各項目に紐付けられている。ひと通り見た後に一番下にある「保存」を押したのではダメ。案外ハマりやすい罠。

こんな感じのメッセージが表示されればミキサータイプの変更として認識されている。

ネットラジオ再生

音が出ることの確認として、ネットラジオを再生してみる。

左下の音符アイコンをタップ。

スクロールダウンすると「ウェブラジオ」がある。これを開く。

Volumio Selection」を選択。補足しておくと、ウェブラジオの局選択はジャンルとか国名などからもできるようになっているが、アクセスできなくなっている局も多い。「Volumio Selection」に上がっているものだと、まず間違いなくアクセスできるので、テストではここのものを使うのが無難(局数は少ないけど)。

どれか適当にタップ。

下に選択した局が表示され、再生される。右のスピーカアイコンをタップすると音量を変更できる。

下に表示された局名をタップするとそれが全面表示になる。

前の画面に戻るには、左下のメニューアイコン(ハンバーガーメニューみたいなやつ)。

その他の設定など

音が出るところまで確認できたので、あとは一般的な(有線LANを使う)Volumioと同じ。検索すればいくらでも情報が見つかる。

NASなどの共有ドライブをマウントすれば、そこにあるオーディオファイルの再生の可能。Windowsの共有ドライブも使えるけど、これはちょっと面倒(Windows側が)。それについてはこの辺りが参考になる。

シャットダウン

Volumioはいきなり電源を切るわけにはいかない。システムのシャットダウン手続きが必要。

歯車アイコンをタップして設定メニューを開き、「シャットダウン」を選ぶ。

電源オフ」を選ぶとシャットダウンシーケンスが始まる。

しばらく待ってから電源を抜く。

以上、Raspberry Pi Zero WでVolumioの初期設定から動作確認、シャットダウンまで。


【追記】トラブル対応

Webラジオを片っ端から再生しようとしていると、ときどき何も再生できなくなることがある。ネットラジオもつながる局ならいいのだけれど、落ちて...
自作のラズパイネットラジオ機を使ってVolumioでWebラジオを聞く際に、音声がブツブツ途切れるようになってしまうことがある。どこか特定...
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コメント

  1. とんかつ より:

    こんにちは
    こちらの記事をみて、HIFIBERRY DACの互換品?コピー品?を
    Aliショップから購入しました。13日間位で届きました。
    (アマゾンにも同じものが有りますが、ちょっと高いので)

    ところが、
    始めから、嵌まってます :)
    WIFIのPWを入力しても接続しないんです。
    このPWはWiFiLANのPWで、他で問題は無いPW。
    どうした事か? 笑

    VolumioOSのSDカードをラズパイにセットして電源ON
    HAT基板の電源赤LED灯る。
    暫くすると、HATの基板上の緑LEDも灯る。《赤外線受容器の側)
    この時、同時にWiFiネットワークにVolumioが表れる。
    ここで、Volumioに接続する為にPWを求められます。
    このPWはWiFiLANのPW(=生きている)の筈。他にPWは無い筈。
    ミスタイプしないように、C&Pで入力しても
    「PWが間違っていて、接続できない」と言われる。

    と、まぁ、はじめっから嵌まって鱒。
    しかし、このPW、他の端末やPCでも繋がるPWなんですよね~~~。
    どうしたらよいのやら? 笑

    • jh4vaj より:

      状況が理解できません。

      Volumioに接続する為にPWを求められます

      Volumioに接続するのにパスワードは不要です(PWってパスワードですよね?)。
      Volumioにsshでコンソール接続るのにはパスワードは必要ですけど、そういう話でもなさそうですし…。

  2. とんかつ より:

    おはようございます。
    ここでのPWは、WiFiLANに入る為の、認証キーのことです。
    ラズパイに電源を繋ぎ、ラズパイのOSが安定すると
    PCデスクトップの右下隅から「無線ネットワーク」をみると
    ここに、Volumioが見えます。これに接続する為に、
    「認証キー」を入力しなくてはなりません。
    この認証キーは、宅内のWiFiネットワークの無線LAN親機の認証キーと
    同じ筈です」と思うのですが・・・・。
    そうでないと、ラズパイはインターネットに接続出来ません。
    Volumioでネットラジオを聴こうにも,聴けません。
    Wifi接続時、スマホでみても、WiFiネットワークにVolumioが
    見えます、このVolumioをタップすると
    同様に「認証キー」の入力を求められます
    「認証キー」の検証が通れば、接続されます。 と思いますが・・・
    違ってますか???

  3. とんかつ より:

    あっと、今、 Volumioのトップページに行く事が出来ました!!
    解決しそうです。
    勘違いがあったようです。

    失礼します。

    • jh4vaj より:

      すでに解決したのかもしれませんが…

      Raspberry Pi(Volumio)を無線ネットワークにつなぐためには、Raspberry Pi(Volumio)にWi-Fiルータ(アクセスポイント)のパスワードを入力します。その手順は上の記事のとおりです。

      PCからVolumioに接続する際にはパスワードは求められません。

  4. とんかつ より:

    はい、一日中 弄ってましたが・・
    初期設定の中の
    「ネットワークの接続」辺りから、おかしいです。
    初期設定では、Volumio(ホットスポットモード)とPCで繋がって入る、(Pwは[volumio2] でした。)
    所為か、見えても良さそうな宅内WifiLANの名前が無いです。
    全く遠くの誰か名前(信号強度が弱いアイコン)が二つほど見えますが。
    ともかく、ここで自分の普段使っている宅内WifiLANがリストに出ないので、
    手動で自分の宅内WifiLANを入力すると、一旦はアイコンは鍵が開いた状態から、
    閉じた状態になりますが、戻ってみると、
    鍵は開いていて、入力はキャンセルされています。

    何せ、所々で、くるくるをドットが輪になる状態が続きます。

    自動的に、再起動を促れる状態まで行ってません。

    この再起動までは無線でやってますので、それも原因かも
    有線接続で設定すべきかも。
    自分で再起動させても反映されないですね。

    ネット検索してみると、Wifi接続で手こずって居る記事が散見されます。

    Tera Termからsshで接続してみましたが、Wifiの設定をして見ましたが
    コマンド書き方(nanoの入力が悪いのか)
    失敗してます。

    今、脇でFM845(京都)がなってます。
    これはラズパイゼロOSに入っているVLCでネットラジオを聴いているのです。
    ラズパイゼロはWifi接続、ラズパイセロには電源をUSBスピーカーが
    つながって居て、起動時PCを使いますが再生が始まれば
    PCは切り離し、独立状態で再生しま。

    まぁ、この状態でも良いのですが・・
    もう一つのラズパイゼロで高品質な音を聴きたいので、DACを載せたいのです。

    始めは、VNCで開いてGUIでVLCを操作していたのですが。。
    何せ、ゼロパイは動きが遅いので
    CLIで操作して(操作:表現がちょっとオーバー)たった、二行コマンドを書くだけです。
    とても動きが軽快です。
    二行目はネット局のアドレスですから、ミスタイプの
    多い私は多いに助かってます。

    海外のネット局(クラシックとJAZZ、数局、国内の地方のネット局を入れて聴きます)
    razikoでも聴ける局も有りますが、東京系の局は皆、似たり寄ったり
    でつまらないので、あまり聴きません.
    この状態でも、海外の高品位局は「やはり綺麗にきこえます」

    昨日よりは、やや、進捗しました。
    ラズパイゼロWを2個通販で購入して10日間ほど経ちました。

    有線接続だと、現状ではコネクタのアダプターが要ります。
    ここで、お金を使うより、
    ラズパイ3や4にした方が、効果的な感じもしてます。
    変換コネクタの類も不要ですし。

    小さい出費で、たのしもうとしてますが、まだ、
    理解が少なく、手間取ってます

    私は大昔はja0gysでした。コールブックにはもう載ってないと思います《笑)
    流して随分経ちました。

    失礼します。

    • jh4vaj より:

      すみませんが、たくさんの情報がありすぎて、お話についていけません。
      まずは最初はシンプルな状態で行ってみてはいかがでしょうか?

      初期設定の中の
      「ネットワークの接続」辺りから、おかしいです。
      初期設定では、Volumio(ホットスポットモード)とPCで繋がって入る、(Pwは[volumio2] でした。)

      おっしゃる通り、ここからおかしいです。初期設定の段階ではVolumioにはパスワードはありません。上の記事のとおりです。

  5. とんかつ より:

    そうですか。

    このページ
    http://linuxcom.shop-pro.jp/?mode=f4
    を見て、[ volumio2 ]入力して繋がりました。
    1枚目の画像の下、[ wiif設定】の項の中の記述で3行目に
    パスワードは[ volumio2 ]とあります、私のPCでは、これを入力して繋がりました。
    Windows10の状態、Volumio2の版に因って違いは、無いのでしょうか?
    ネットをみると、あなたの様にPWが無くとも繋がると言う記事も
    どこかで目にしましたが、ブックマークしなかったので、どこのページか
    忘れました。
    スマホでVlumioにつなげる場合も、私のスマホでは[ volumio2 ]入力で繋がりました。

    どうも、御相手ありがとうございます。

    きょうは、ここまでにします。

    • jh4vaj より:

      今、新規にVolumioを書き込んだmicroSDを用意してやってみました。
      上の記事の通り、Wi-Fiのアクセスポイントとして「Volumio」を選ぶだけで自動的にログインします。パスワードはありません。

      ご紹介いただいたサイトの内容についてはわかりません。そちらに問い合わせてみてください。

  6. とんかつ より:

    私は、時前の知識や技術力を自分では持っていないので、知りたい事があれば、
    様々に手を伸ばし、調べ、解答を探します。

    何についても言える事として、私はこの様に思います、
    『拘らない、囚われない、執着しない』これがとても重要です。
    これは、日々の生活の中で、私が実感することです。
    「素直なこころ」、「柔軟なこころ」を 心がける様に 日々、反省しながら
    私は暮らしています。

    これで、終えます 失礼しました。