NanoVNASaver 0.1.4がリリースされた

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アップデートの詳細と、ダウンロードはこちら。

早速、動かしてみた。

まずは、普通に使えることを確認。

ということで、新機能等を見ていく。

マーカの追加

今回のバージョンアップの目玉がマーカ数の増加。これまでは三つだったが、これを好きだなけ増やせる。数に制限はないらしい。

どうやって追加するのかとあちこち探してみたら、「Display setup …」の中にあった。

一番下に「Markers」という項目が追加されている。「Add」をクリックすれば、マーカが追加される。

二つ追加して、マーカを五つにしてみた。

もっと増やしてみると…、

それにつれてグラフがどんどん大きくなる。スクロールバーがあるのでそれで上下左右に動かせば見られるけれど…。上限を設けた方が見易いのではないだろうか?例えば、縦方向はウィンドウサイズを上限とするとか。大きなグラフが欲しいときには、「Popup chart」を使えばいいのだし。

マーカを削除するには「Remove」ボタンを押す。一番下のものから順に消える。どんどん消していったら、全部消えた。もちろん、「Add」で再び表示できる(周波数は保存されないが)。

マーカが増やせるのはいいけれど、やはり、マーカ自体が小さくて見づらい。グラフの線の太さが変更できるように、マーカのサイズも変更できるようになると良いと思う。

マーカをたくさん表示したときに、表示を一気に消せるボタンがあればいいなと思う。マーカ表示のオン・オフのスイッチのようなもの。

もう一つ、マーカで気になるのは、グラフ内をクリックすると(アクティブな)マーカが動くこと。NanoVNAのウィンドウが他のウィンドウで隠れてしまったときに、最前面に出そうとクリックすると意図せずにマーカが移動してしまう。NanoVNAのウィンドウが最前面にあるとき(アクティブなとき)だけマーカの移動ができるようにするといいのかな。もしくは、マーカの移動を左クリックではなく、別の方法に割り当てるとか。例えば、Shift + Drag、あるいは、明確にマーカを掴まなければドラッグできないようになど。現状の単にクリックするだけで動いてしまうのは、うっかり動かしてしまう「事故」が多い。

グラフ種類の増加

グラフの種類が非常に増えた。

以前希望を出していた、インピーダンスの絶対値|Z|も対応してくれた。

右上に、|Z|のグラフを出してみた。

こちらは、300µHのマイクロインダクタを測ってみた様子。

|Z|とR+jXのグラフにしてみた。このマイクロインダクタの自己共振時の|Z|は約350kΩ。グラフから読み取れるが、マーカで数値としては読み取ることはできないようだ。これはちょっと残念。逆に、LやCはマーカで数値として読むことができるが、グラフにはできない。これもちょっと残念。今後に期待したいところ。

それと、|Z|のグラフの縦軸、一番下にゴミ(?)が出る。

「Calibration assistant」の多弁化

「Calibration assistant」のアシスタント力が高まっている。例えば、NanoVNAがつながっていないと、こんなメッセージが。

おかしなことをやってしまいそうになったら警告してくれるようだ。

そうであるなら、この「”short”」などをもっと目立つようにしてもらえるとよりいいかな。例えば、太字にするれば、ダブルクォーテーションで囲むよりももっと目立つと思う。

その他雑感

マーカの周波数値はだいたい一致するようになった。

ピッタリ一致はしていないが、以前はもっと違っていたので、改善されているようだ。

VSWRマーカの色が保存されない。

NanoVNASaverを再起動すると、VSWRマーカの色設定自体は保存されているけど、実際に描画されるのはデフォルト色。今回のリリースノートに修正された旨の記載があるけど、まだ直っていないみたい。

NanoVNA本体のファームウェアを0.3.1にし、かつ、NanoVNASaverで分割スキャンを行うと、グラフにヒゲや不連続が生じやすい。

ヒゲなどの現れ方は、スイープの度に異なる。

ファームウェアが0.2.3なら、これほど大きなヒゲ等は生じない。まったく出ないわけでもないけど、ごくわずか。おそらく、NanoVNASaverがNanoVNAのファームウェアのバージョンアップに未対応なのだろうと思う。NanoVNASaverを使うなら、当面はNanoVNAのファームウェアは0.2.3にしておくのが無難かも。

バージョン0.1.4を一度起動すると、過去のバージョンのNanoVNAは起動しなくなる。0.1.3までは古いバージョンも同時起動できたので比較しやすかったが、今後はそう言うわけにはいかないようだ。

それから、「VSWR解析機能」というアイデアを作者さんに伝えておいた。フィルタ解析機能のように、自動でVSWRの最小値とその周波数を求め、かつ、予め設定しておいた値(例えば、1.5や2.0)の上限と下限周波数、および、その幅を表示するというもの。これを実装してもらえると、アンテナアナライザとしての使い勝手が向上すると思う。

なお、作者さんは、NanoVNASaverのリリース後、ものすごく忙しかったようで、一旦、休息するとのこと。確かに怒涛の勢いで機能追加やバグ修正がなされた。どうぞ英気を養って下さい。


【追記】

古いバージョンが動かなくなったのは、そう言う制限ができたわけではなく、起動時に初期化(?)に失敗してしまうため。0.1.4から新たに加わったグラフを表示させると、古いバージョンではそれに対応できないため、エラーになってしまう。起動時のコンソールをビデオキャプチャしてメッセージを見て判明。

ここでは、S11 |Z|が(0.1.3には)存在しないため、エラー。

そういうわけで、新しくサポートされたグラフを使っていなければ、古いバージョンも起動する。

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