RT3SをOpenGD77化したけれど、問題発覚。デュアルワッチにすると組合せによってはVFO B側がまともに復調できない。ギャラギャラとかバスバスって感じの音がするだけ。
- A: アナログ、B: アナログ — OK
 - A: DMR、B: アナログ — OK
 - A: アナログ、B: DMR — DMRダメ
 - A: DMR、B: DMR — Bがダメ
 
つまり、VFO BにDMRを指定すると、それが復調できない。デュアルワッチではなく、 シングルならVFO BのDMRも問題ない。デュアルワッチだと、アクティブVFO(送信できる方)をBに設定しても受信できない。
この話をTwitter(現X)でしていて、上の条件でも問題ないという話をJJ1DPGさんから頂いた。
どうやら違いはファームウェアのバージョン。Stable版が無難だろうと思い、私はそれ(2024-9-08版)を選んだ。JJ1DPGさんが使っているのは2024-12-15版とのこと。ということで、ファームウェアを入れ替えてみる。
まず入手先。
OpenDG77のフォーラムのアーカイブの「TYT MD-UV380/390 / UV380/390 / Retevis RT-3S / Baofeng DM-1701 / DM-1701B / Retevis RT-84」の所から。

前回は「New Stable version」のところを選んだ。ここだと2024-09-08版にたどり着く。
今回はその下の「TYT MD-UV380/390 / RT-3S / DM1701 Installation information」を開く。
少し下がったところに「OpenGD77 instation」という項目がある。

ここの「Download the latest firmware version form here」の先にあるリンクをクリックすると、下のページ(リスト)が開く。

今回も、一応、Japaneseの方を選んだ。
書き込み方は前の記事のとおり(RT3SをDFUモードで起動して、CPSを使って書き込む)。
ファームウェアを書き込む(バージョンアップ、上書き)と、設定はクリアされるようだ。 バックライトの明るさなど一からやり直し。ちょいと面倒。
さて、問題だったデュアルワッチでのVFO BのDMR。これだと確かに問題なく復調できる。ということで、2024-09-08版の問題のようだ。
ちなみに、デュアルワッチにするには、まず、SK1と緑ボタンを同時に押してQuick Menuを表示させる。その中にDual watchがある。

Dual watchにカーソルを合わせて緑ボタンを押して確定するとデュアルワッチになる。
デュアルワッチ中は、VFOの表示がRAとRBになり、画面の左上で[DW]が点滅する。

デュアルワッチをやめるには何かボタンを押す。逆に言うと、何かボタンを押すとデュアルワッチは解除されてしまう。液晶のバックライトを消している状態でもボタンを押すとそれを受け付けてしまうので、意図せずにデュアルワッチ解除になってしまう。いろいろ試した限りでは、SK1の短押しは状態が変化しないようなので、バックライトを点灯させるにはSK1短押しが都合が良い。


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