
PCBWayが今月(2025年9月)いっぱいまでの期間限定で、紫レジストのプリント基板を追加料金無しで作ってくれるキャンペーンをやっている。
これに乗っかって、一つ作ってみることにした。せっかくの紫基板なので、ケースの中に入れるものでは隠れてしまうので面白くない。やはり、見せるものにしたい。となると、すぐに作れるものは、こないだの高尾山移動運用でも使った1200MHzのツインデルタループアンテナ。これなら製造データはすでにあるから、新規に設計することなく、すぐに発注できる。

ということで、発注。
9月12日に発注して、15日に基板の製造が完了。そして、18日に到着(配送業者はOCS)。これは速い!
実際のところ、他の業者と比較してPCBWayの基板製造日数が飛び抜けて早いわけというではない。しかし到着までの日数が短いのは、製造完了後に配送業者への引き渡しが早いこと。他の業者では配送業者がピックアップするまでに二日くらいかかる。運が悪いと三日くらいかかることもある。
今回のPCBWayのケースでは、製造完了後の翌日にピックアップされた。無駄な待ち時間が発生しないことが、到着までの時間短縮に大きく効く。


早速、組み立てる。と言っても、SMAコネクタを一つハンダ付けするだけで完成。

参考として、緑のものと比較。

では、LiteVNAで特性チェック。


バンド内のVSWRは1.2以下(縦軸のスケールは0.1/div)。いい感じだ。なお、青がレジスタンス、赤がリアクタンス。共に、10Ω/div。プリント基板の色による差は特にない。当然ながら、じんたが近づくと変化する。このグラフは、できるだけそうした影響がないように、測定機材をテーブルの上に置き、私はしゃがんでアンテナから隠れるようにして測ったもの。
実際の運用として、近所のレピータアクセスでも、緑基板のものと違いはないことを確認した。
いろいろな色でプリント基板を作れるのは面白い。しかし、料金が上がってしまうと二の足を踏む。今回のキャンペーンでは緑や青などの一般的なレジスト色と同じ値段で紫レジストが選べるので、試してみるのにいい機会だった。
この紫バージョン、頒布します。





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