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1200MHz帯用λ/4グランドプレーンを作ってみる

h型アンテナに続き、もっとシンプルなアンテナを試してみる。

1200MHz帯用h型アンテナを作る
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今回の主な材料は失敗基板(笑

各小基板の穴、四つ集まったところがちょうどSMAコネクタの足が入ることを発見。センタピンの穴を開ければ取付けられる。

縦横で見ると少々短いが、対角線で見れば両側6.2cm位ある。これなら、なんとかいけるんじゃないだろうか?

Vカット溝があるので、そこにワイヤを入れてハンダで埋めて補強。これでほぼ全面ベタグランド。センタにエレメントとなるワイヤを立てて完成。

測定の様子(アンテナアナライザは、N1201SA)。

  • VSWR

残念ながら、あまり下がらなかった。しかし、h型と比べて大変ブロード。

  • R

  • X

ほぼ1295MHzに同調している。

  • |Z|

1/4波長垂直接地アンテナのインピーダンスは教科書的には36Ωだけど、それよりも低いという結果。グランドパネルが小さいのかと思って実験的に継ぎ足してみたりしたけど、大きな変化はなかった。

ついでに、MMANAによるシミュレーション。「面」は難しそうなので、四本ラジアルで代用。

  • 自遊空間

  • リアルグランド 1m

波長が短いので、自遊空間の結果とほとんど同じ。シミュレーションでもインピーダンスは20Ω前後との結果だった。そう言うものなのか。


【追記】

耳学問でラジアルを(下に)傾けるとインピーダンスが50Ωになるらしいことを知っているので、シミュレーションしてみた(自由空間)。

いい感じになった。実機は作っていない。


N1201SA アンテナアナライザを使ってみる(クーポンあり)
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