NT東京、昨年初めて行ってみて面白かったので今年も行こうと思っていたのだけど、出展者募集の案内を見かけて、思わず申込み。エレキ万博にプリント基板でケースを作るというネタで出展していたので、その方向でなら出展できるだろうと思って。
で、こないだの週末にNT東京が開催された。前日の金曜日は台風の接近で大荒れだったが、当日はまさに台風一過という感じの晴天。


上の写真は二枚とも実は二日目に撮影したものだけど、一日目もこんな感じだった。完全に真夏。

名義はAKCとして出展。私一人だけど。下の写真は開場前の準備中のもの(二日目)。

写真の右側に見える大きな白い四角い物体は有名な食券機。
準備中からエアコンが効きまくりで寒い。開場すれば人が入って室温が上がるだろうと思っていたのだけど、それ以上にエアコンが強力だった。人の入りは結構あったと思うが、ずっと寒いまま。着替え用にTシャツを持っていてよかった。重ね着してしのいだ。そんなわけで、二日目は長袖のシャツを持参。快適だった。
NT東京は製作物の展示が主体。それを守ったうえで、頒布しても良いことになっている(見たら欲しくなる人もいるだろうし)。そういうわけで、私も頒布品を用意したが、見事なまでに売れない。まぁ、出展内容が「プリント基板でケースを作る」という方向性だったから仕方ない。作例として色々持っていったけれど、できあがったもの自体にフォーカスしているわけではないので、購入意欲は湧かない。ハムフェアの出展では製作物の用途を打ち出す方向なので、欲しいと思ってくれる人もいる(たまたま、その製作物のケースがプリント基板だというだけ)。
「これは面白い」「この発想はなかった」「デザイン性もいい」などと、興味を持ってくれる方も結構いらっしゃった。組み方などを結構熱心に質問されたりとか。どこかの企業の方は、「少量生産品にいい!」と言ってくださったり。「知ってもらう」という意味では、出展は成功。
来場者に関しては、科学技術館という場所柄もあり、また、入場も無料なので、小さな子供連れの親子の来場者も多い。
私は一人で出展していたということもあり、だいたいブースに張り付いていた。そうすると全然見て回れない。元々は見に行くつもりだったのに…。ということで、二日目は「店」をしばらく放置して見て回った。じっくりとは行かなかったけれど、それなりの数は見ることができた(と思う)。「見学も」と考えるのなら、出展は一日だけにするのがいいかもしれない。
NT東京の申込みや説明などは、Webやメールで完結。とてもシンプル。あまり大規模ではないし、入場料無料のためか、入場チケットどころか出展者章などもない。「性善説・常識の範囲」で成り立っているように思う。運営者さんの努力によるところも大きいのだろうけど、とても快適。
催し自体が手作りのような感じ。感謝しかない。
以下、見て回ったものなど。写真をクリックすると、当該出展者の詳細へ(間違ってたらすみません)。写真と出展者の説明が一致していないものもあるけれど、説明以外のいろんなものを持ってきている方が多いので。

公道を走れるおそらく世界最小の電動バイク。

食券販売機をMIDIインタフェースのキーボードに改造したもの。

デジカメにSDKがあるとは知らなかった。

A4スキャナをデジカメに改造。

磁気漏れを拾う。往年のテレホンピックアップの原理。






自作3Dプリンタ。




自作キーボードのオーダシステム。Webで受け付けて、切削で基板を製造。郵送で届ける。


よくこんなに細かいシルクを受け付けてくれたものだ。


球体型ロボットはいかに止まるかがポイントだそうだ。



リレー式電話交換機。ヤフオクで入手してレストアしたそうだ。


自作白熱電球。

















ファイバを揺らして文字を表示する装置。コイルは自分で巻いたそうだ。



プリント基板を上手く使って多色表現している。

透明アクリルを削って造形。何枚か重ねて、それぞれ色付きの光が当たるようにしてカラー表現。着想が面白い。



人の動きを検知して3Dに見せてくれる。NHKの技研公開でも同じようなシステムがあった。















もっと見たり説明を聞いたりしたけれど、写真は撮っていなかった(撮り忘れていた)ようだ。残念。それにしても、発明家だらけである。
ビデオをいくつか。
やっぱり、動くもの・光るもの・音が出るものは強い。
そして、撤収。

お疲れさまでした。ありがとうございました。
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