RT3Sは技適機ではないのでJARDの保証を受ける必要があるが、幸いなことに「保証可能機器」のリストに含まれてるので簡単。以下はそのお知らせの引用。

申請に必要な諸元については、RT3Sの販売ページに記されている。
ここでは、電波の型式はF2D、F3E、F7Wの三種類が挙がっているが、ついでなのでF2Aも入れることにした。



当初、「変調方式」の方の電波の型式にもF2Aを記載していたのだけど、こちらにはF2Aは記載しないようにとJARDから不備の指摘が来たのでそれに従った。ちょっと釈然としないけど、目的は保証を受けることなので、言われたとおりに。
それから、F2DやF3Eの変調方式はメーカの表では「数値演算型リアクタンス変調」となっているが、これがどうも意味がわからないので「数値演算型周波数変調」としておいた。数値演算でリアクタンスが変わるとは思えないし、あるいはそれができたとしてもどう回路で実現するのかイメージが湧かない。ともかく数値演算で周波数変調しているのだから「数値演算型周波数変調」とストレートに表現。UV-K5の申請でもこのように記載したし。なお、IC-705とかでは「数値演算型リアクタンス変調」となっている。どうやっているんだろう?いずれにしても、今回も「数値演算型周波数変調」で問題なく保証された。
RT3SはJARDの保証可能機器なので送信機系統図は不要なのだけど、上述の通り、F2Aを書いていたため、「マイク経由なら送信機系統図を添付せよ」との指摘も受けた。マイク経由にするつもりはなかった(マイク端子に直接入力の予定)ので送信機系統図を付けなかったのだけど、指摘されたし、補正のついでだからマイク経由を表す図を添付した。

もう一つ、「送信周波数の制限に関する誓約書」を所定の書式で提出。定められた周波数を逸脱しないのは当然のことなのに、なぜこういう誓約書が必要なのか理解し難いが、争うことが目的ではないので、そのまま提出。
ちなみに、保証に要する時間(日数)はあっという間だった。夜中にJARDに保証の申込みを行い(オンライン)、料金を振込(これもオンライン)。翌営業日の夕方に不備の連絡が来て(内容は上述の通り)、直ぐに対応。翌日、「保証書」が届いた。つまり二日ほど。不備がなければ、一日だったのかもしれない。
余談ながら、ハムフェアのJARDのブースで保証の所要日数を聞いてみたところ、「公称では二週間。早ければ翌日」とのことだった。まさに、その通りの結果。
JARDから保証書が届いたので、あとは、これを添えて「届出」を行うだけ。
数日後、無事、審査終了(届けなので、審査終了まで待つ必要はないが)。

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