PCBGOGOからプリント基板作成レビューのオファーを頂戴したので作ってみた。
発注
まず、設計自体はいつも通りKiCadで。KiCadにはPCBGOGOの公式プラグインがある。
![](https://www.jh4vaj.com/wp-content/uploads/2024/01/PCBGOGO_202401_010.png)
これをクリックするだけで、一気に注文画面に行ける。
ところが、100x100mmで設計したものが100.15×100.15mmと認識されてしまう。そのため、基板製造費の見積りが$25.00。
![](https://www.jh4vaj.com/wp-content/uploads/2024/01/PCBGOGO_202401_011.png)
プラグインを使わずにKiCadででガーバーを出力して、それをアップロードすればちゃんと100x100mmと認識され、見積りは$5.00。
![](https://www.jh4vaj.com/wp-content/uploads/2024/01/PCBGOGO_202401_012.png)
想像だけど、PCBGOGOのプラグインだとインチで出力されるのかも。それをアップロードした先でmmに変換して誤差が生じているのでは?
また、プラグインを使うと手元にガーバファイルが生成されないのもちょっと不満。プラグインに頼らずに、普通にKiCadでガーバを生成すればOK。
それはそれとして、今回は、実験用の基板と、以前他社で作ったことのある基板を作ってもらうことにした。
![](https://www.jh4vaj.com/wp-content/uploads/2024/01/PCBGOGO_202401_013.png)
100x100mmまでの2層、5枚は$5。100mmを超えるとだいぶ高額になる。この他に送料。
受取り
製造依頼から5日で到着(DHL)。ものすごく早い。
![](https://www.jh4vaj.com/wp-content/uploads/2024/01/PCBGOGO_202401_001.png)
![](https://www.jh4vaj.com/wp-content/uploads/2024/01/PCBGOGO_202401_002.png)
![](https://www.jh4vaj.com/wp-content/uploads/2024/01/PCBGOGO_202401_005.png)
![](https://www.jh4vaj.com/wp-content/uploads/2024/01/PCBGOGO_202401_003.png)
ICはSOP-8(1.27mmピッチ)。文字は1x1mm。
仕上りは滑らか。他の格安製造業者と比べてちょっと違う手触り感。特に端面。磨いているのかな?
レジスト色はちょっと濃い目かな?下になっている方が他社製、上に乗っている方が今回のPCBGOGO製。この程度は違いのうちには入らないだろうけど。
![](https://www.jh4vaj.com/wp-content/uploads/2024/01/PCBGOGO_202401_014.jpg)
動作テスト
とりあえず、簡単な方。コネクタを一つ付けるだけ。
![](https://www.jh4vaj.com/wp-content/uploads/2024/01/PCBGOGO_202401_006.jpg)
ものは1200MHz帯用のツインデルタループアンテナ。
特性を測定。黄がSWR(0.1/div)、青がレジスタンス(10Ω/div)、赤がリアクタンス(10Ω/div、中央が0Ω)。なかなか良い感じ(周囲の影響を受けるので、自分が動いたりするだけでも変化する)。
![](https://www.jh4vaj.com/wp-content/uploads/2024/01/12TD01_PCBGOGO_02.png)
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