狩猟関係者はなぜアマチュア無線にこだわるのか?

hamlife.jpに掲載された記事。

この記事にも取り上げられているが、まず大日本猟友会のこの文章が非常に謎。

アマチュア無線が有害鳥獣捕獲にも使えるようになりました

大型獣の「巻き狩り」などでは無線の使用が重要なポイントですが、これまでは冬季の登録狩猟にしか使用が認められていませんでした。

この文章はどう解釈するのが正しい?

  1. 冬季の登録狩猟にはアマチュア無線の使用が認められていた。
  2. (アマチュア無線に限らず)無線は冬季の登録狩猟にしか認められていなかった。

1はないだろうと思う。が、確証はないので、ひょっとしたらそういう特例みたいなのがあったのかなぁ?

2は明らかにおかしい。いわゆる特小やデジ簡などなら特段の使用制限はないだろうから。

ということで、この文章の意味することがまったくわからず、また、デジ簡などを使いたがらない(ように見える)のはなぜだろうと思ってたので、以前、こんなツイートをした。

これに対しては、たくさんのリプライをいただけた。ちょっとまとめ的に。

  • 特小は出力が小さすぎて役に立たない。
  • デジ簡はあまり使い物にならない。
    • 144MHz帯は尾根の向こう側にも回り込んでくれやすい。
    • デジ簡(351MHz帯)は5Wでも尾根超えは厳しい。
  • ドッグマーカ(猟犬ビーコン)が144MHz帯のすぐ近くの周波数を使っている(使っているものが多い?)。
    • 142MHz帯が割り当てられている(Wikipedia: 動物検知通報システム用特定小電力無線局
    • 違法のドッグマーカ(善し悪しは別として)も144MHz帯の近くを使用しているらしく、2mのハンディ機がそのまま使えて都合が良い。
  • 猟銃許可取消の回避。
    • 過去の電波法違反の帳消し。

「手持ちの(古い)無線機をそのまま使いたい。新しいのを買いたくない」という理由だけではないだろうと思っていたが、どうやら色々と思惑があるみたい。詳細は、上のツイートのスレッドで。

また、上のhamlife.jpの記事(で取り上げられている雑誌記事)にもあるように、アマチュア無線の運用に則ったやり取りは猟の現場では難しだろうと思う(コールサインの送出など)。それに、暗号の使用は明確に禁止されているので、「符丁」は使用できない(猟などではそういうのはよく使うんじゃないかと想像)。

こういうのを考えると、政治家に要望するのは「アマチュア無線を使わせろ」よりも「デジタル小電力コミュニティ無線(142/146MHz帯)の送信出力を2W程度にしてくれ」の方が良かったんじゃないかと思う(2Wに大きな根拠があるわけではなく、バッテリの持続時間を考えるとこの辺りかなと)。

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