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RT3S OpenGD77 レピータを登録する(chリスト)

OpenGD77で、チャネルリストを登録する方法をまとめておく。全体的な流れとしては、雛形を作り、CSVエディタ(表計算)で一気に編集、CPS経由で無線機(RT3S)にアップロードという手順。

雛形作成

まず最初に、OpenGD77 CPSで雛形用のチャネルを作る。アナログとデジタル(DMR)、それぞれ一つずつ。

一つ目のチャネルとしてアナログレピータを設定する。Nameは自分でわかり易い名前つける。ここでは、アナログレピータの439.02MHzを設定するので、安直に「A02」とした(英数字)。レピータ用なのでTx Toneを88.5Hzに設定しておく。レピータ用でなければ、もちろん、この設定は不要(None)。

続いて、上の緑の「+」アイコンをクリックしてチャネルを追加。

デジタル(DMRデジピータ)を設定する。Nameはこちらも任意(UHFデジピータのch1なので、DU-01)とした。Color Code、Contact(トークグループ)、Repeater Slot(TS)の設定を適切に。

DMRデジピータリストはこちら。

雛形エクスポート

今、作成したチャネル情報をCSVで書き出す(Export CSV)。

チャネルリストだけのような指定はできない。CSVでダエクスポートできる情報すべてが指定したフォルダにエクスポートされる。

リスト作成

ダウンロードしたChannels.csvを表計算ソフトで開く。ここではLibreOfficeのCalcを使っている。

先ほど登録した二つ(アナログとデジタルと、それぞれ一つずつ)が入っているのがわかる。これを雛形としてリストを作る。簡単に言えば、その行をコピーして増やし、名前と周波数だけを変える。

上が、アナログとデジタルと、一通り作った様子。これを保存する。

リストをインポート

今作ったリストをCPSにインポートする。

これもChannels.csvだけというような指定はできない。指定するのはフォルダを指定で、その中にある所定の名称のCSVファイルすべてが読み込まれる。ここでは、Channels.csvしか変更していないので、他のCSVは先程エクスポートしたものをそのままインポートすることになる(フォルダ内にChannels.csvしかなければそれでも良いのかもしれない。ファイルがないとエラーを出すかもしれない。未確認)。

Import CSVだと読み込んだCSVの内容に置き換わる。Append CSVだと、現在の設定にCSVの内容を追加する。Nameが同じものがあったらどうなるんだろう?話がややこしくなりそうなので、Appendで追加するよりも、編集はCSVでやってしまって置き換える方がスッキリすると思う。このあたりは好みかもしれないが。

ちなみに、CSVをエディタ(表計算)で開いたままだと、エラーになる。CSVエディタは閉じてからインポートすること。

下が読み込んだ様子。

Zoneの設定

チャネル情報は設定しただけだと使えない。ゾーンに割り振る必要がある。

上は、左のツリーのZonesを開いて、「Analog Rptr」という名前でZoneを作り、アナログレピータをそのメンバとして設定した様子。

同様にデジピータ用のゾーンも作る。

このZoneも先ほどと同じようにCSVで編集しても作れると思うが、これはどう考えてもCPSで操作するほうが簡単。

書込み

ここまで作ったら、あとは無線機に書き込むだけ。書込み方法はは通常の書込みと同じ。

この設定内容は、PCにも保存しておくと良いと思う。

よく使うレピータをまとめる

ここまでの手順で、全レピータを登録したが、名前が周波数を表す格好になっている。これだとぱっと見たのではわからないので、名前をつけたものをチャネルとして登録し、それをゾーンにまとめておく。なお、使える文字は英数字(日本語を入れると化ける)。

チャネル登録は先ほどのようにCSVで編集しても良いし、数が多くなければCPSでやってしまってもさほど大変でもないと思う。

ゾーンは、アナログ/デジタルを区別しないで、ひとまとめにしてみた。このあたりは好みで。

あとは、無線機に書き込めばおしまい。

チャネルモードだとこんな感じで名前で見えてわかりやすい。が、周波数が表示されないのはちょっと不満ではある。


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