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トランジスタ技術 2025年11月号

今号は小ネタの特集。目次を見ての通り、たくさんの回路が並んでいる。

トランジスタ技術 2025年11月号

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小ネタと言っても悪い意味ではなくて、大規模な回路だって小さい要素(ブロック)の組み合わせのようなもの。大規模回路だと理解するのが難しいけれど、小さな回路ならそうでもない(多分)。実際の記事では、それほど小さななものばかりではないようだけど。

私もいくつか記事を書かせてもらった。私のは、本当に小さなものばかり。

一つは、LEDの明るさを変える回路。可変抵抗でいいじゃんという気もするけど、あの接点(摺動子)にそれなりの電流を流すのどうも気持ちが悪い。ということで、トランジスタを使ったちょっとした回路を挟んで安心する方法。

これをLCDのバックライトの輝度調整に使った装置の例として写真を送ったら、その装置が目次の方で使われて、本文では一切説明がなくなってしまっている。校正チェックではこの装置の話はカットされていたので、まさか写真だけが目次で使われるとは思わなかった。なんだかなぁ、という気もするが、ま、しょうがない。

二つ目の記事は、リチウムイオン電池の充電管理、放電管理、そして、5Vへの昇圧までを1チップでやってくれるICの紹介と、実験結果。これらが1チップでできるとはなんとも楽。何かに使ってみようかなと思っているところ。

もう一つおまけ記事。

これは回路ではなくて製品の紹介。中継アダプタタイプの電圧・電流・電力計。電子工作品の消費電流をチェックするのにとても重宝する。編集部からはこうしたグッズでも良いように聞いたのでこの記事を書いたのだけど、他にグッズの紹介をする方がいらっしゃらなかったのか、これ一つだけだったようで、コラムとして掲載してくれた。

なお、これは、このブログでも以前紹介した。とても重宝している。

自分が書いたものだけを紹介したので大した事なさそうに思えるけれど、すぐに使える回路が本当にたくさん掲載されている。

特集以外で特に目に止まったのがこちら。

生成AIを使って、こちらが意図した回答を得るためのノウハウみたいな話。生成AIに質問すれば回答が返ってくるわけだけど、「いや、その方向の話じゃない」ということもちょくちょく。そういうのが多いと効率が悪いし、やり取りを繰り返しているとイライラしてきたりもする。

そういうことにならないように、生成AIをアシスタントとして活用する方法。ここでは、特許絡みで使うための解説ではあるけれど、考え方としては他にも応用が効く。最近は回路設計の検討段階やプログラムの作成で使うことも多いので、こうした効率化のノウハウは助かる。

それからもう一つ。

NanoVNA用の簡易キャリブレーションキットの話。付属のキャリブレーションキットは小さいのでなくしてしまいそう。そこで、ストラップも付けられるようなキャリブレーションキットを作った。高い周波数では使えないけれど、HF帯で使うのなら問題なし。

注目すべきは右肩の丸い白抜き。

だそうだ。どうやら、これまでにトラ技に掲載されたNanoVNA関連の記事をまとめた本を出すらしい。話は以前から聞いていたけど、ついに出るのかというところ。楽しみ。

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