トロイダルコアT30-6に、8回巻き、7回巻き、6回巻きのインダクタンスをLiteVNAで測定。ワイヤは0.4mm。8回巻きから解いて順次測定するが、ただ解いただけだと余ったワイヤが影響するので、余りはカット。
測定結果のまとめ。測定結果の単位は、nH。
| 周波数 | 8回巻き | 7回巻き | 6回巻き |
|---|---|---|---|
| 10MHz | 273 | 203 | 151 |
| 30MHz | 281 | 208 | 154 |
| 50MHz | 297 | 218 | 159 |
| 70MHz | 323 | 232 | 167 |
| 90MHz | 363 | 252 | 177 |
| 計算値 | 230 | 176 | 130 |
計算値は、以下の式による。
$$L = A_L \times N^2$$
T30-6の\(A_L\)値はデータシートから\(3.6 nH/N^2\)。ただし、37回巻き、1MHzの条件。巻数や周波数で変化する(巻数が少ないと計算値よりも大きくなる傾向があるみたい)。なので、正しい値を知るには実測が欠かせない。
ちなみに、DE-5000で測ったら8回巻きで0.306μH、7回巻きで0.254μHだった(もちろん、DE-5000はキャリブレーションを実施してから測定)。測定周波数はDE-5000の最高周波数の100kHz。ただし、DE-5000の場合は、コアの巻線からのワイヤ分も測定に入るはずなので、数十nHほど大きめに出ているだろうと思う。それを差し引くと、LiteVNAの10MHzでの測定値に近そうではある。いずれにしても、計算値よりはだいぶ大きい。
以下、計測生データ。
8回巻き

7回巻き

6回巻き

この記事を書いている途中で、過去にもT30-6での測定をやっていることの気づいた(完全に忘れていた)。
こちらの記事ではもっと多い巻数でも測定している。また、このときは横着をして解いて余ったワイヤをそのままにして測定したはずなので、巻数が減るごとに実際に巻いた部分のインダクタンスよりも大きな値になっているはず。特に、今回のような8回とかそういうあたりでは相当大きな値になっているだろうと想像できる(今回は余分なワイヤをカットしたので、より正しい)。



コメント