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バランのSWR測定

長らく実験で楽しませてくれたGawantもどき。大体メドが立ってきたのでまとめたい。配線がだいぶぐちゃぐちゃしてしまったので、一旦、バラして組み直す。で、そのついでに、せっかくなので、バラン類のSWRを測っておく。アンテナの代りに51Ωの抵抗を付けて、アンテナアナライザSARK100で測定。

まずは、FT50-43の強制バラン。巻数は11回。ポリウレタン線0.5mm。

写真は、バランとして組む前の巻いただけの状態。

お!HF帯は完璧。50MHzでも、まぁ、使えそう。 40MHzあたりと49MHzあたりにSWRが不連続に上昇している点が見られる。何度か測定し直したけど、同じ傾向だった。SARK100の特性(問題)か?

次に、FT83-43によるフロートバラン。巻数は17。ポリウレタン線0.5mm。

あら?途中で交差している。写真で拡大するまで気づかなかった…。

なんと、かなりひどい。やはり、ベタ巻き(平行巻き)は伝送路インピーダンスが高くなりやすいのか?

ということで、バイファイラ巻きも試してみる。巻数は同じく17回。ポリウレタン線0.5mm。

先程よりもずっとマシだけど、まだまだ悪い。

続いて、同じくFT82-43に極細同軸を巻いたもの。これも17回巻き。

線が暴れるのでかなりぐちゃぐちゃ。束線バンドで止めればいいのだろうけど…。

ポリウレタン線の場合よりもかなりいい。同軸ケーブルはすごいんだな。とはいえ、SWRは1.5に近く、ちょっと苦しい。14MHzまで用と思った方がいいかも。それより上で使うなら巻数を減らすべきか。

Gawantもどきに組み込むフロートバランには、この同軸版を使いたいところだけど、残念ながらケースに収まらない。

 

調子に乗って、FT240-43にRG-58A/Uを13回巻いたもの。13回なのは1mの同軸で巻けた回数。写真は省略。

すごい。ずっとSWRが1.0だ。

ついでに、FT240-43にRG-58A/Uを15回巻いたもの。同軸の長さは1.5m。15回巻きなのは、このコアに(重なり無しで)巻ける最大数。巻き始めと巻き終りに20cm位の同軸ケーブルが出ている。

こちらも同じくSWRは1にべったり貼り付いている。素晴らしい。

フロートバラン(コモンモードチョーク)は、どうやら、大きめのコアで太めの同軸を使うのがいいようだ。

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