
UV-98 PLUSのスペクトラムスキャンの使い方がわかったのでメモ。
一番悩んだのが起動方法。そもそもこれがわからなきゃ始まらない。デフォルトでは起動できるようになっていないようで、適当なキーにSpectrumを割り当てることで起動できるようになる。サイドキーでも上部の赤いボタンでもどれでもいいのだけど、今回は0の長押しに割り当ててみた。

理由は0のボタンに印字されている記号がなんとなくスペクトラムスコープっぽい気がしたので(ほとんどんの数字ボタンの長押しは未割当になっていた)。

スペクトラムスキャン起動後に設定される中心周波数は、起動前に選択されていたVFOのものになるみたい。SPACE(スキャンのピッチ)やスケルチのしきい値、モードは下の写真の通り。

ただし、これらの値は電源投入後の最初のスペクトラムキャン起動時の話。スペクトラムスキャンを終了させて(「- -」ボタン)、電源を落とさずに再度スペクトラムスキャンを起動した場合は、前の状態が復元される。
操作方法を簡単にまとめる。
操作/表示項目 | 操作方法/表示内容 | 備考 |
---|---|---|
スペクトラムスキャン開始 | (自分で定義したボタン) | |
項目選択 (周波数、SPACE、SQ-TH) | * ボタン | |
周波数入力 | 10キー | |
SPACE(スキャンステップ) | 10キー | 4桁、kHz単位 |
RSSI | 受信信号強度 | |
SQ-TH(スケルチ閾値) | 10キー | RSSIの値で指定、3桁 |
MODE(FM 、AM、SSB) | — ボタン | |
スキャン停止・再開 | # ボタン | |
スキャン強制 | 上下ボタン | 周波数強制移動 |
横軸の中央の値 | 現在の受信周波数 | |
横軸左右の値 | スキャンの下限と上限 | ステップによって自動計算 |
横軸の下の上向き矢印 | 現在の受信スペクトラム | オレンジ色の小さな矢印 |
スペクトラムスキャン終了 | – – ボタン |
操作方法等は以上だけど、使ってみると色々と問題に気づく。
- スキャンステップがkHz単位で、小数点以下は入力できない(12.5kHzなどが設定できない)。
- スキャンステップは4桁もいらないと思う(それより、小数点以下を設定できる方が良い)。
- 信号を検出するとスキャンがずっと止まる。一定時間後に強制再開はできない(ようだ)。
- 信号検出から起用性スキャンさせるには上下のボタンで、動作の違いがあるようだけど、どう違うのかよくわからない。
- NOIS、GLITという値が表示されているけれど、なんだかわからない。
- 縦軸のスケールを変えられない(信号があってもスペクトラムの高さが低すぎ)。
今後、ファームウェアが改善されることを期待したい。なお、上の説明はファームウェアのバージョンは、「V1.14 2025-06-12」。他だと違うかもしれない。
実際の操作・受信の様子はこちらのビデオで。アマチュアバンドとエアバンドをちょっと受信してみた様子。
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