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CITL01 – CWインベーダー大型LCDマウントアダプタ

概要

これは、CWインベーダーに大型LCDを取り付けるためのアダプタです。大型LCDを取り付ける方法自体は、本家のサイトで公開されています。下記ページ内に詳しいPDFがあります。

この説明のとおりに取り付ければいいのですが、LCDの固定方法をどうしようかと思い、マウント用の基板を作りました。

特徴

  • 大型LCDをCWインベーダー本体にしっかり固定できる
  • LCDのバックライトの明るさは二段階の調整ができる
  • “Fire” LEDも搭載している(本体のそれが見えなくなるので)

なお、この大型LCDの横幅はCWインベーダー本体よりも大きいので、その分大きくなってしまいます。

CWインベーダー本体の改造が必要です(配線取出し)。詳細は上述の本家PDFをご覧ください。そのため、本アダプタの制作自体は簡単ですが、やや上級者向けとお考えください。また、色々と問題点もあります。詳しくは記事内で都度触れています。

製作編

ここでは、本アダプタを組み立てる際に注意すべき点について記します。

いきなり作り始めず、まずは、全体の流れを掴んでください。手順のイメージが掴めてから始めた方がスムーズに進むと思います。

回路図等

※クリックで拡大します。

【部品表】

部品番号部品名定数等
C1チップコンデンサ0.01µF 3216M
D1LED3mm
R1抵抗4.7kΩ
R2抵抗470Ω
R3抵抗220Ω
R4抵抗4.7kΩ
R5抵抗4.7kΩ
SW1スライドスイッチSPDT
J1コネクタXH 5ピン L型
(J2)端子なし(基板上のホール)
(J3)端子なし(基板上のホール)
コネクタアセンブリXH 5pin
樹脂スペーサ4個

キットに含まれるものはこの部品表のものだけです。大型LCDは別途ご用意ください。その他、CWインベーダーとの接続用のスペーサ(15mm高)やビスなどが必要です。

また、上にアクリルカバーを取り付ける場合はそれに必要なビス等も準備してください。大型LCDまでの高さは実測で約13mmです。私は12mmのスタンドオブに2mmのスペーサを使ってみました。

基板のヤスリがけ

基板には製造上の都合でバリが付いています。ヤスリで削り落としてください。

ヤスリがけの際には、粉塵を吸い込まないように。また、ヤスリがけが終ったら粉を拭き取っておきます。私は水洗いしています(簡単なので)。

組立て

基板にコンデンサや抵抗をハンダ付けします。

R4とR5は付けなくてもいいかもしれません。本家PDFの「不具合対応」にあるSCK、SDAのプルアップ用の抵抗です。私のものでは、見事にその不具合(二行目が表示されないなど)が起きたため取り付けました。本家PDFでは5.1kΩとなっていますが、手持ちの都合で4.7kΩを付けました。

コネクタJ1だけは基板の裏に取付けます。ご注意ください。

大型LCDのR9を外します。

R9の跡地に抵抗の足を切ったものを立てます。バックライトのA(アノード)につながっている側です。

これを本アダプタのJ2に挿してハンダ付けします。

J3も抵抗の足を利用してLCDと接続します。真ん中(CS)は使用していないので付けなくても構いません。

コンデンサC1はオマジナイ的に付けたパスコンです。なくても動きます。もしなくしてしまったらそのままで大丈夫でしょう。気になるなら0.01~1µF程度の適当な積層セラミックコンデンサをつけてください。チップコンデンサではなく、リードタイプのものでも構いません。

CWインベーダー本体への配線

CWインベーダー本体にコネクタのワイヤをハンダ付けします。接続は本家PDFを参考にしてください。ワイヤの長さは現物に合わせて調節してください。

上の写真はイヤフォンアダプタとの接続用の配線もあるのでゴチャゴチャしています(しかも、配線固定のつもりで付けたエポキシ接着剤が乾く前に動かしてしまったので汚い…)。

配線の色は(入手の都合により)違っている可能性もあるので、色に頼らず、信号名を確認して配線してください。本アダプタの基板上面に印刷しています。

J1のピン番号は無視してください。基板裏に実装したらピン番号が逆転してしまいました。必ず信号名を確認してください。

“Fire”の配線はCWインベーダーのワンチップマイコンの15ピンに接続します。

上の写真では、GNDは電鍵のところから、VDDは真ん中あたりの太い線から取っています(写真の手前側の白いワイヤ。ちょうどそこにするーホールがあったので)。

また、CWインベーダー本体のLCDのバックライトの配線は外します(下で光っても見えないし、余計な電流を食うと78L05の負担にもなるので)。上の写真ではスイッチを付けています(接着剤で固定)。

配線はくれぐれも間違えないよう、チェックしてください。

全体組立て

配線に間違いがないことを確認したら、全体を組み上げます。

最初の方にも書きましたが、CWインベーダー本体とは15mmの間隔です。ワンチプマイコンの上にJ1コネクタが来ます。

大型LCDの上にアクリルカバーを付けるなら、13mm以上間隔が必要です。上の写真では、12mmのスタンドオフと2mmのスペーサを使っています。ただし、このようにスタンドオフを取り付けると大型LCDとわずかにぶつかります。LCD基板かスタンドオフ側を削った方が良いだろうと思いますが、そのままでも付けられないこともないです(おそらく、スタンドオフは微妙に傾いていると思います)。六角のスタンドオフは当たっているため回せませんので組立て順を考慮してください。

使い方

LCDバックライトの明るさはSW1で切り替えられます。また、R2とR3で調整できます。お好みに合わせてください。

頒布

頒布品はキット(部品セット)です。完成品ではありません。
大型LCDや取り付け用のビスなどは含まれません。別途、ご用意下さい。もちろん、CWインベーダー本体も含まれません。

頒布数: 8

終了しました

【注意事項】

  • 部品の調達の都合上、上の写真とは異なる場合があります。
  • コストダウンのため、ほとんどの部品は海外通販で調達しています。そのため、抵抗のカラーコード表示が読みづらい(印字が薄い、偏ったり潰れたりしている)ものがあります。何卒、ご了承ください。
  • 本機のマニュアルは当ページがすべてです。紙媒体はありません。また、本機は電子工作の経験がある程度ある方を対象としております。電子工作の基本については、こちらのページに参考になりそうなサイトなどをまとめてあります。
  • 資源の有効活用のため、梱包材は再利用することがあります。ご了承ください。

  • 仕様や頒布価格は予告なく変更することがあります。
  • 本機の組立てや使用による怪我・事故等には責任を負いません。

【価格】

  • 頒布価格: 500円
  • 送料: 100円/普通郵便、または、200円/クリックポスト
  • 支払い方法: 銀行振込(楽天銀行、ゆうちょ銀行、ジャパンネット銀行)

【申込みフォーム】

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このフォームでお申し込みいただいた時点では、注文が確定されるわけではありません。タイミングによっては、在庫が切れている場合もあります。自動注文システムではなく手動での対応ですので、何卒、ご了承下さい。

終了しました

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