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カーボン釣竿とATUで運用してみた

こないだのカーボン釣竿を使って運用してみる。このカーボン釣竿は仕舞い長が43cmと短いことが特徴。伸展長は5.1m(公称)。

ちょっと風があったので三脚とかでは倒れそうに思ったので立木に立てかけた。アンテナエレメントが生木に近いのはあまり良くなさそうに思うけどしょうがない。

カーボン釣竿への給電は目玉クリップで。二つ使ったのは結合を良くしたいのもあるけど、もし一本切れてしまっても大丈夫なように保険として。

使用したアンテナチューナはATU-15。

カウンタポイズは、最初は約4mを二本と約1.5mを二本でやってみたところ、28~14MHzまでしかマッチングが取れなかった(生木の影響もあるのかも)。カウンタポイズに約7mのものを追加したら10MHzでもマッチングが取れた。念のためにと持っていった1:9 UNUNを入れたところ、7~1.8MHzでもマッチングが取れた(もちろん、28~14MHzも)。

ATU-15は給電点(アンテナ直下)に設置したので自動チューニングで使った。チューニングが取れなかった場合はリセット(TUNEボタンをちょん押し)しないと復帰しないようだ。離れて設置している場合はちょっと面倒。

ATUの入り口(無線機側)にはコモンモードチョーク。FT240-43にRG-58A/UをW1JR巻きしたもの。QRP運用には大げさすぎるが、とりあえず手持ちのもので。

IC-705とFT8CN(Fire HD 8)の組合せで運用。時計が2秒くらいずれていたのでiPhoneとテザリングしてNTPで合わせようと思ったのだけど、どうしてもテザリングできなかった。これまで、特に悩むことなくテザリングできていたのに、こういうときに限ってできないとは…。結局、FT8CNの設定で時計のズレを設定して問題を回避した。IC-705のGPSから時刻はもらえないのかな?今後の調査課題。

なんとか運用できるようになって、7041kHzで国内数局とQSOできた。PSKReporterによるスポットはこんな感じ。出力電力は3W強。

他にも14MHzと18MHzでも送信してみた。どちらも残念ながらQSOには至らなかったけど、14MHではアメリカのテキサスなど、18MHzではイギリスまで飛んでいたようだ。

21MHzもやってみようとしたのだけど、USBケーブルに回り込んでしまうようで、接続が切れてしまった(送信しっぱなしでリグの電源を落とすしかない)。ちょっと場所を変えたり引き回しを変えたりと試してみたけどダメ。USBケーブルの対策も必要なようだ。

ポイント整理。と言っても、当たり前のことを再確認したにすぎないけど…。

  • カウンタポイズはやはり重要
  • エレメント長が短いためか、ローバンドは難しい(1:9 UNUNで対応可能)
  • 1:9 UNUNもRFチョークも手持ちのもので済ませたが、仰々しいのでもっとスマートなものが良い
  • USBケーブルへの回込み対策も必要

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