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釣竿アンテナを接地してみる

これまでにカウンタポイズをつないだところまでやってみた。

釣竿ロングワイヤのカウンタポイズを変えて実験
まずは確認のためにカウンタポイズなしの状態。16m強のワイヤ+1:9 UNUNで、RG-58A/Uを3mを経由してアンテナアナライザ(SARK100)で1.5~30.5MHzをスキャン。カウンタポイズ6mと14mの二本(ベランダの鉄骨に添わ...

これはアンテナ直下(3mほど)で測定したもの。

今度は、これを同軸で部屋まで引き込む。実際やってみたら結構長くなった。ちゃんと測ってはいないけど、多分、15mは越えている。20mまで入っていないかな?

で、測定。

あれ?なんか致命的な失敗の様子。久しぶりのコネクタの半付で失敗したか?

アンテナ側のコネクタを外して測定したら同じ結果だった。ということは切れてる?試しに、外したコネクタをショートして測定してみた。

オープンでもショートでも形はほとんど一緒。ディップポイント(周波数)が若干ずれているが。同軸ケーブルの固有共振周波数ってことかな?

さらに、アンテナの代りに50Ωの抵抗をつないでチェック。

ちゃんと、SWRが1になってる。ということは、同軸は問題なし。問題があるのはアンテナ側。

あやしいと思われるのは、コネクタ。抜き差しが固くて、こんな事件があったから。

このとき壊れたコネクタはケーブル側だったのだけど、力を入れて引っ張ったせいで、RFチョーク側のコネクタも内部で断線したのかも。

ということで、RFチョークなしで1:9バラン(UNUN)に同軸を直結してみた。

あぁ、やっぱ、あのチョークのケーブルが中で断線しているんだろう。

別のRFチョークに交換してみた。

何とか元に戻った感じ。以前のチャート(アンテナ直下での測定)を再掲。

これと今回のとを比べると、同軸の固有共振との合成になっているのが分かる。ちょっと怪我の功名。

ここまでが、アンテナ側は以前のままで同軸で部屋まで引き込んだ状態。カウンタポイズは6mと12mの二本を仮設。で、カウンタポイズの先端を電灯線のアース端子につないだらかなり変ることの確認もしていたので、今度は、実際に接地してみることにした。

まずは、設置のためのワイヤだけをつないで測定。仮設カウンタポイズを外して、接地用のワイヤ10m弱を接続。給電点が二階のベランダなので、地面までは結構距離がある。

この状態でカウンタポイズとして機能していることが分かる。

接地用ワイヤが若干短かったので1.5mほど延長。この状態でも測っておいた。

思った以上の変化。10MHzあたりの改善が著しい。

そして、実際に接地。1mほどのアース棒を打ち込んだ。

これまた大きく変化。ローバンド側が一気に改善。逆に、接地前に良かった10MHzは大きく悪化。上の方のバンドはあまり変化なし。

さて、この後どうするか?適当な長さのカウンタポイズを追加してみるか?それとも、接地棒を増やしてみるか?

まぁ、この状態でも、10MHzをのぞいて、3.5~30MHzの範囲でSWRが概ね2.5以下になっているので使えないこともなさそう。無線機内蔵のアンテナチューナもあるし。


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釣竿ロングワイヤの調整
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