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【クーポン】NanoVNA H4、S-A-A-2他

BanggoodからVNA数機種の特別クーポンが届いたので紹介。

NanoVNA H / H4

まずは、NanoVNA。二種類。

NanoVNAがこれほどメジャーになったのは、hugen79氏edy555氏のNanoVNAの改良版を出し、そのクローンが大量に出回ったことが背景。クローンは製造者によって微妙に異なり、様々なバリエーション(?)がある。

hugen79氏がさらに改良したものがNanoVNA H。基本はNanoVNAと同じだけど、高周波特性が良くなっているようで、1.5GHzまで使えることになっている(元々のNanoVNAは300MHz。それを改良してhugen79氏が発表したのが900MHzまでで、Hで1.5GHz)。ケース付きなことも特徴。

H4は、簡単に言えば、NanoVNAの画面を大きくしたもの。NanoVNAの液晶が2.8インチなのに対してH4は4インチ。この差は結構でかい。画面が大きくなったことで、測定ポイント数も増やせる。NanoVNAは101ポイント固定だけれどH4は401ポイントまで設定できる。筐体が大きくなったことに伴い、バッテリも大きい(長時間稼働可)。

それぞれの主だった違いを表にまとめておく(NanoVNAクローンは様々なものがあるので一例)。

NanoVNAクローンNanoVNA HNanoVNA H4
測定周波数範囲50kHz~900MHz50kHz~1.5GHz50kHz~1.5GHz
画面サイズ2.8インチ2.8インチ4.0インチ
画面解像度320×240ドット320×240ドット 320×480ドット
測定ポイント数10110151/101/201/301/401
バッテリ容量400mAh前後(様々)400mAh1950mAh
サイズ87x53x14mm92x60x18mm75x133x18mm
重量80g80g155g

NanoVNAクローンは値段が安いのが魅力だけど、品質は様々なのでギャンブル的なところがある。今はHやH4が手に入るので、特段の理由がなければ、良くわからないクローンは避けるのが無難だと思う。

Hは小さく軽いのが魅力。しかし、H4の広い画面と大きなバッテリは大きなアドバンテージ。ここが選択のポイント。H4は所有しており、そのレビューはこちら。

今回、Banggoodが用意してくれたクーポンはHとH4。

S-A-A-2

NanoVNAに刺激されて、まったく独自に開発されたVNA。最大の特徴は測定上限周波数の拡大で3GHzまで使える。

S-A-A-2はオープンソースあり、製造販売も一定の条件下で自由に行っていいことになっているので、これまたいろんなバリエーションがある。今回、Banggoodがクーポンを用意してくれたモデルは画面が3.2インチと、やや大きいことが特徴。以前レビューしたときの記事がこちら。

NanoVNA-F V2

NanoVNAをベースに画面の大きいものとしてNanoVNA-H4よりも前に出ていたのがNanoVNA-F。今度は、S-A-A-2をベースにしてNanoVNA-F V2としてリニューアルしたらしい。S-A-A-2と同様、3GHzまで使えるようになっている。

公式サイトはおそらくこちら。

ディスプレは4.3インチで、バッテリが5000mAhと非常に大きいのがポイントか?NanoVNA-FもNanoVNA-F V2も実物を見たことがないので実際の操作感等はわからない。


以上、今回用意してくれたクーポンは四種類。

完成度と実用性(視認性・操作性・バッテリ稼働時間)を考えるとNanoVNA-H4がおすすめ。アマチュアバンドで1200MHz帯も実用範囲内だと思う。それより上の周波数でも使用したいなら、S-A-A-2かNanoVNA-F V2。

コメント

  1. JH4AWD より:

    選択肢が増えましたね。
    私はNanoVNA F V2に一票。
    LCDが800×480で縦軸スケールが表示されるのがお気に入り。
    SGモードがあったり、キーボードが画面全面だったりとFWも拡張されています。
    金属ケースなので少々重いですがケーブルに引っ張られて落下することは無くなりました。
    購入早々電源スイッチがダメになりましたが、中国に送り返すのも面倒なので小型のトグルスイッチを付けて使用しています。
    製造元のSYSJOINTは問い合わせに的確に返事をくれるまともな会社でした。

    • jh4vaj より:

      NanoVNA-F V2って解像度が高いんですね。添付していただいた画像を見ると文字もかなり見やすそうですし、それに、縦軸のスケールは大きな魅力です。少々お高いですけど、そのメリットはありそうです。
      あまり気に留めていないモデルだったのですけど、大いに気になってきました。