NanoVNA-H4、ファームウェアアップデート(1.0.45)

NanoVNA-H、NanoVNA-H4の新しいファームウェアがリリースされていると、先日、コメントで教えてもらった。ということで、遅ればせながらアップデート。

新ファームウェアをダウンロード

公式のGitHubから入手できる。

そこのコメントによれば、フォントは(tinySAのものに似た)大きめのものに変更されているとのこと。ということは、視認性がよくなっていると思われ、これは嬉しい。

この中で、必要なのは「.bin」拡張子のもの。Hではなく、H4用なので、つまりは、一番上のもの。

ファームウェアを更新

NanoVNA-H4でのファームウェアアップデートってどうやるのかと思って調べてみたけど、それらしいものは見つけられなかった。多分、特別なことはなく、NanoVNAと一緒って言うことだろう。ちょっと、勝負な気がしないでもないけど、やってみる。

NanoVNAのファームウェアの新しいものが出ていたので、アップグレードしてみる(現時点では、0.3.1-20191021)。 画面のキャ...

NanoVNA-H4をDFUモードで起動

ファームウェア書込みのためには、NanoVNA-H4をDFUモードにする必要がある。Configメニューから行けるはず、と思ったら、NanoVNA-H4のConfigメニューにはDFUモードへの移行ボタンがない。

ひょっとしたら、「ケースを開けて、端子をショートして電源投入」という懐かしい方法?そうだとしても、どの端子か調べなきゃ分からない。

と思いつつ、検索したらこちらのビデオを見つけた。

#320: How to update the NanoVNA-H4 firmware using Windows 10 and .DFU file

これによれば、レバースイッチを押し込んで電源をオンにすればDFUモードになるらしい。

念のため、手元の実機で確認。

まず、通常状態でNanoVNA-H4をPCにつないだ場合。

COM3として認識されている。

続いて、レバースイッチを押し込んで電源を入れた場合。

STM32 BOOTLOADERとして認識された。これならDFUモードで起動していると思って間違いないだろう。なお、NanoVNA-H4本体の画面は真っ黒のまま。

ファームウェア書込み

では、ダウンロードしたファームウェアを書き込む。先程のビデオではGUIツールを使っていたけれど、いつものようにコマンドラインでdfu-util.exeを使う。ダウンロードしたファイルが「NanoVNA-H4_20210131.bin」なので、次のように指定すればいいはず。

dfu-util.exe -d 0483:df11 -a 0 -s 0x08000000:leave -D NanoVNA-H4_20210131.bin

実行。

上手く書き込めたみたい。

NanoVNA-H4本体は自動的に再起動している(通常動作状態で)。

余談と言うか補足というか、ファームウェアのアップデート後はCOMポート番号が4に変った(アップデート前は前記の通りCOM3だった)。

ファームウェアの書込み後は、いつもどおり、タッチパネルのキャリブレーション(TOUCH CAL)を実施しておく。

バージョン確認

「Version: 1.0.45」になっている。OK。

動作確認

改善点

まず驚いたのが、タッチパネルの反応が良いこと。これまでは、NanoVNAと同じく、タッチパネルの反応がイマイチだったけど、「こんなものなんだろうな」と思っていた。でも、tinySAを使ったら非常に気持ちよく反応してくれるので、NanoVNA / NanoVNA-H4のタッチパネルの反応の悪さが気になっていた。

しかし、このアップデートで、タッチパネルの反応がすこぶる良くなった。ストレスなく使える。素晴らしい。アップグレードと言ってもいい感じ。

続いて、画面の比較。まずは、アップデート前に、比較用として撮っておいたもの。

そして、こちらがアップデート後。

確かに、文字が読みやすくなっている。S-A-A-2みたいな感じ。ともかく、前より見やすくて良い。

もう一つ、大きな改善点がある。それは、NanoVNASaverに接続した際に、NanoVNA-H4本体の画面が暗くならなくなったこと。これまでは、NanoVNASaverに接続すると暗くなって非常に見づらかったので、その度にいちいちBRIGHTNESSを調整していた(画面が暗いので操作しづらい)。今回の改善によって、その手間がなくなった。これも大変助かる。

改悪点

いいところばかりではなく、悪くなったんじゃないかと思うところもある。

NanoVNASaverに接続した際にPAUSE SWEEPになってしまう。

NanoVNASaverにつないだということは、PCで操作するつもりだろうから、本体でのスイープは止めて良いという判断なのかもしれない。が、そうではなくて、こういうふうに画面をキャプチャする目的でNanoVNASaverにつないだ場合は、本体でのスイープが止まるのは困る。

まぁ、PAUSE SWEEPを解除すればいいんだろうが、しかし…

まともに測定できない。

保存状態をRECALLすると測れるようになる。

画面輝度が落ちなくなったのはいいのだけど、こんな問題が。


とはいえ、文字は読みやすくなったし、そして何よりタッチパネルの反応が非常に良くなったので、ファームウェアをアップデートする価値は大いにあり。


NanoVNAの4インチ画面版「NanoVNA-H4」をBanggoodさんから提供を受けた。結論から書くと、これはいい! ...

コメント

  1. JK1FLN より:

    こんばんは。

    VAJさんのおすすめのnanoVNA-H4、Aliで買いました。
    2月3日に注文して、今日届きました。
    ファームウェアは、1.0.45になってました。

    VAJさんのサイト、大変役立っております。
    ありがとうございました。

    • jh4vaj より:

      情報ありがとうございます。最初から1.0.45が入っているのは、アップデートの手間がいらなくて楽ですね。
      この際はは私自身のメモのようなものですけど、役に立つ所があるようで、嬉しく思います。

  2. 通りすがり より:

    最新版ファームウエア 1.0.69が出ています。
    https://github.com/hugen79/NanoVNA-H/releases

    • jh4vaj より:

      ありがとうございます。そのページを見に行ってみましたけど、変更点に関してあまり情報がないですね。