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Raspbianがemergency modeで止まった

宅内LANがおかしい。調べていくとDHCPでIPアドレスが振られていない。DHCPサーバ(Raspberry Pi機)にsshで入ろうとしたらはねられる。あれ?死んだ?いや、死んでるのなら応答がないはずで、拒否されはしないはず。試しに、pingすると返ってくるからやっぱり生きているはず。なんか、やな感じ…。

モニタはつないでいないので、本体を引っ張り出してTVにつないで立ち上げてみる。

ありゃ、ブートの途中で止まる。「Welcome to emergency mode!」って何だ?

ともかく、Control-Dで立ち上がった。普通に使える。が、リブートしたら同じところで止まる。

rootのパスワードで入る。「journalctl -xb」メッセージがたくさんあり過ぎて…。「systemctl reboot」したら単にリブートするだけで同じところで止まる。

もう一度トライ。今度は「systemctl default」を試したらhaltしただけ。どうしようもないので電源入れ直し。結局、同じところで止まる。

改めて「journalctl -xb」。今度は「journalctl -xb | grep “error”」してみたところ、どうやら、ディスク周りのエラーっぽい。写真撮り忘れ…。

似たような事例はないか検索したら、こちらが見つかった。

おぉ!まったく同じっぽい。ディスク周りのエラーなのでfsckすればいいだろうとは思ったのだけど、「/」なのでumountすることはできないだろうし、どうしたものかと思っていたのに、このサイトの説明では普通にumountしている。

まずは、fstabを確認。

# cat /etc/fstab 
proc            /proc           proc    defaults          0       0 
/dev/mmcblk0p1  /boot           vfat    defaults          0       2 
/dev/mmcblk0p2  /               ext4    defaults,noatime  0       1 
 
tmpfs           /tmp            tmpfs   defaults,size=64m       0       0 
tmpfs           /var/tmp        tmpfs   defaults,size=64m       0       0 
 
/dev/sda2       /backup         ext4    defaults,noauto         0       0 

umountしてe2fsck。

# umount /dev/mmcblk0p2
# e2fsck /dev/mmcblk0p2

このあと、inodeの修復が行われて終了。リブートしたらちゃんと立ち上がってくれた。

「/」のファイルシステムってumountできるんだ。知らなかった。

今回は、不慮の事故(コンセントが抜けた)がきっかけだけど、もう何年も使っているのでmicroSDがへばってきているのかも(ファイルシステムが損傷したまま稼働していたけど、電源断によって再起動した際に問題が発覚)。そろそろ替えておくのが無難そう。


【追記】/ がumountできるのはemergency modeだから。普通はできない。

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