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NanoVNA、ファームウェア0.8.0がリリースされた

新しいファームウェアが公開された。

リリースノートを引用。

  • Add format Quality Factor
  • Fix label R+Xj to R+jX
  • Add bandwidth command
  • some fixes

また、今回のリリースは、スイッチサイエンスでの販売を記念してとのこと。

この販売ページによれば、「edy555さんからの受託販売商品です。製造はhugen79です。」とあるので、公式と考えて良さそう。また、大型版のNanoVNA-H4もある。

さて、それはそれとして、手元のNanoVNAに新しいファームウェアをインストールする。まずは、本体で、CONFIG / →DFUでDFUモードに移行。

久しぶりだけど、バッチファイルを作っているので一発。詳しい手順などはこちらの記事で。

NanoVNA、ファームウェアを0.3.1にアップグレード
NanoVNAのファームウェアの新しいものが出ていたので、アップグレードしてみる(現時点では、0.3.1-20191021)。 画面のキャプチャができるようになったから、それも試しつつ。 バージョンアップの手順はこちら。 個々の説明と違うの...

バッチファイルの中身は上のページで示したものそのあま。なので、実質一行。

dfu-util.exe -d 0483:df11 -a 0 -s 0x08000000:leave -D ..\build\ch.bin
PAUSE

フォルダの場所など、完全に決め打ち。

このあとは、念のため、TOUCH CAL / TOUCH TEST / SAVE。そして、キャリブレーション。

試し測定。

今回追加されたbandwidthコマンドは、DISPLAYの中にある。

が、利用方法がわからない…。とりあえず置いておこう。

VNA測定器
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jh4vaj

コメント

  1. ja1fjg より:

    nanoVNA-H、ろくに調べもせず101以上の測定点を選択できるようになっているだろうと0.4.5から0.8.0にアップデート。スパン10k-1.5Gが50k-2.7G、文字が老眼には厳しいサイズになっただけで測定点選択メニューは追加されず。BANDWIDTHってなんじゃいと調べているうちに同じ悩みを持っている方を発見した次第。何なのでしょうねぇ、、、

    • jh4vaj より:

      2.8インチ版でしょうか?そうであれば、測定点の最大数は101です。減らすことはできますが、増やすことはできません。4インチ版でしたら401まで増やせます。

      BANDWIDTHは、使いみちが結局わからないままです。積極的には調べてもいないですけど。幅を狭くすると一回の測定(スイープ)に時間がかかるので、精度が良くなるとか、そういう効果があるのかなと想像はしています。

      ファームウェアはhugen79氏版は1.1.01が出ていますので、それも試してみるといいのではないかと思います。それに関してはこちらの記事です。

      https://www.jh4vaj.com/archives/32726

      • ja1fjg より:

        ありがとうございます。私もBANDWIDTHを小さくするほど一掃引に要する時間が延びていくので測定点のピッチであろうと想像しました。その割にトレースが滑らかにならないのは101ポイントしかメモられない2.8″のせいなのでしょう。

        201ポイントないと145Mと435MにMARKER1と2を置けないので残念です。1.1.01も試してみます。

        • jh4vaj より:

          NanoVNA単体では101ポイントが上限ですが、もし、PCに接続してよいのであればNanoVNASaverを使うと良いかと思います。
          スイープ範囲を分割(Segment)する設定ができますので、この機能を使えば実質的に測定ポイントが増えます。
          NanoVNASaverのバージョン0.3系はこのSegmentsを設定すると動作が不安定だったのですけど、0.3.10で改善されたようです。こちらの記事をご覧ください。

          https://www.jh4vaj.com/archives/32791

          • ja1fjg より:

            BANDWIDTHはnanVNA saverでtouchstoneデータを採取するときの分解能のようです。
            https://nanovna.com/?page_id=90

            それを使ってQuscStudioでフィルター回路の設計などに活用するようです。
            https://engineer-climb.com/touchstone/

            書いてて自分自身まだ消化しきれていないのですが、取り急ぎお知らせまで。

          • jh4vaj より:

            改めて調べてみました。BANDWIDTHを狭めても効果がないんじゃないかという疑問が投げかけれれておりますが、解決は見ていないようです。

            https://github.com/ttrftech/NanoVNA/issues/140

            Touchstoneデータの取得とはまた別の話じゃないでしょうか?

  2. ja1fjg より:

    スペルミス、QucsStudioでした。

    測定点201ポイントでMARKERを145Mとと435Mに置くには、START-STOPを40M-540Mにするだけの話でした。ちょっと計算すれば判ること、お恥ずかしい。

    • jh4vaj より:

      145.0、435.0、それぞれにピッタリに置きたいので分解能を上げたいということかと思っていました。

  3. ja1fjg より:

    あら?連投したら先のコメが消えてしまったようです。

    BANDWIDTHはnanoVNA saverでtouchstoneを採取するときの分解能であり、そのデータを元にQucsStudioなどでフィルター解析をするらしいです。調べがついただけでまだ消化しきれていませんが取り急ぎお知らせまで。

    https://engineer-climb.com/touchstone/