XDS3202E デジタルオシロを導入

新しいオシロスコープが欲しい!

これまで持っていたオシロスコープは帯域が25MHzで、無線機をいじっていると上限が低いのが不満だった。やはり、もっと広帯域の物が欲しい。

以前、こちらの記事でいくつか比較検討した。

DPOとは? デジタルオシロについて調べていたら、DSO (Digital Storage Oscilloscope)の他に、DPO (D...

RIGOL DS1054Z、OWON XDS3202E、SIGLENT SDS1202X-Eのどれにするか迷った。値段はどれも同じくらいなので。最終的にはXDS3202Eを選択。理由はいくつかあるが、その内の一つは帯域の広さ(200MHz)。DS1054Zの方がメジャーだけど、50MHzなのはチト寂しい。ゴニョゴニョすると100MHzになるらしいが…。

XDS3202EとSDS1202X-Eを比べると、画面が広いXDS3202Eの方が使いやすそう。

ということで、XDS3202E。では、どこから買うかだけど、お値段で言えば、eBayなどを利用すると国内で購入するより安い。

⇒ eBayでXDS3202Eを探す

今(2018年10月)現在で、最安値は40,000円位と表示される。が、大抵は決済時のレートはもうちょっと悪い(PayPalのレートには多少のマージンが入っているようなので)。42,000~43,000円というところではなかろうか。それと気になるのは、どれを見ても「EU Plug」と記載されている点。電源コードくらい何とでもなるが、でもやっぱりちゃんと使えるものが付いてくる方が助かる。

XDS3202Eを選択したのには、もう一つ理由があって、それは、Yahoo!ショッピングで買えるということ。つまり、ポイントバックがたくさんある。他機種は残念ながらYahoo!ショッピングでは見つからなかったので、結局、XDS3202E一択。

53,800円に対して、7,532ポイントも付く。

さらに「5のつく日」だと、ポイント上積み。

8,608ポイント付く(9,684ポイントの条件は私は満たせない)。53,800 – 8,608 = 45,192円。ポイントでの還元とはいえ、これは大きい。国内業者なので保証の点でも有利(代理店保証3年間)。eBayで買った方がもっと安いが、このくらい(実質、2,000~3,000円程度)の差なら「安心」を買った方がいいかなと。それに、電源コードも日本で使えるものがついてくるだろうし。

⇒ Yahoo!ショッピングでXDS3202Eを見る

Yahoo!ショッピングを使う方針を決めたので、家の中のいらないものをかき集めてヤフオク!に出品した。売上をYahoo!マネーで受け取るとポイントが有利なので。

そんなこんなで、ヤフオク!の売上代金とTポイントを活用して、現金の持ち出しナシで、新しいオシロスコープを手に入れることができた。余談ながら、VX-3やCG-3000もこの方法で入手した。

XDS3202Eが届いた

発注から一週間程度で届いた。この業者、どうやら国内在庫は持っていないようで、注文が入ったらメーカから取り寄せて発送しているみたい。メーカから顧客に直接送付しているわけではなく、一旦、国内業者が受け取ってそれを顧客に発送している様子。業者の保証がついている(本体三年間、プローブなどの消耗品は一年間)。この業者は、OWON Japanとは無関係にメーカと直接代理店契約を結んでいるみたい。

ちなみに、こちらがOWON社の日本語サイト(OWON Japanとは別)。

そして、こちらが実際に届いたもの。

内容物は、本体、プローブ(二組)、USBケーブル、電源ケーブル、マニュアル、CD-ROM等。電源ケーブルはちゃんと日本で使えるタイプだった。本体は非常に薄いが、見た目の印象より重い(仕様上は2.6kg)。

保証を受けるには、購入した業者にユーザ登録する(メールで)。折返しで、保証内容の説明と日本語の簡易マニュアルが送られてきた。

試用

早速、試しに使ってみる。信号源はこちらのSG。

FY6600というSGを導入。FeelTechというメーカ製。枝番で、-15M、-30M、-50M、-60Mというモデルがあり、それぞれ、最...

60MHz 正弦波

SGの最高周波数である60MHz正弦波を見てみる。

んー、なんだか、線が太い?こんなものなのかな?試しに、PCのソフトで表示させるとこんな感じ。

ちなみに、PCとの接続はUSB(背面)。LANでもつながるらしい。ソフトに入力の切替えがあったので、USBでもLANでも同じソフトで使えるのだろう(LAN接続は未確認)。

また、本体正面にUSBメモリをさせるポートがある。そこに画面を直接記録できるようなので、やってみた。

PCソフトとは違って、本体の画面をそのままハードコピーした感じ。なお、ファイル形式はビットマップ(BMP)で変更はできない(取り込んでから適当なツールで変換)。

10MHz 矩形波と拡大機能

このオシロ、波形の拡大ができる。Horizontalのところの「HOR」ボタンを押すだけ。

上の波形の中心部(括弧みたいな枠で囲まれた部分)が下に拡大表示されている。最近のデジタルオシロスコープはこんなことになっているのね。感動。

なお、この拡大機能、PCソフトでは表示できなかった(上に相当する部分が表示されているだけ)。ということで、PCソフトは使うことはなさそう…。

25MHz 矩形波

SGの矩形波での最高周波数25MHz。

うーん、ひどい…。10MHzの時点でリンギングがひどいので予想はしていたが。これは、SGのせいではなく、SGとオシロのプローブとの接続がいい加減だからだろう。

ということで、接続方法を変えて、50Ωで終端して同軸ケーブルで直結。

「矩形波」とはいい難いが、だいぶいい感じで見えるようになった。やはり、接続方法は大切。

ついでに、26MHzも見てみた。

SGの仕様を超えているので、やはりちゃんとした波形が出ていない。設定できなきゃいいのに…。

FFT

25MHz矩形波をFFTにかけてみた。

FFTモードでは、自動で画面が上下に分割される(FFTの波形だけを出す機能はなさそう)。差を自動で計算してくれる機能もあって面白い。基本波周波数x1が25MHz、x2は三倍音の75MHz、その差Δxが50MHz。同じくy1が14.8dB、y2が400mdB、差Δyが14.4dB。レベルの基準は、縦軸のマーカ「M」のところのようだ。

DPO機能

アナログオシロスコープの蛍光管残像表示を模した機能。

DPOとは? デジタルオシロについて調べていたら、DSO (Digital Storage Oscilloscope)の他に、DPO (D...

DPOはテクトロの商標らしく、OWONではPersistと呼んでいるみたい。

残像時間の選択肢は「なし、1秒、2秒、5秒、無限」。動作を見ていると、ブラウン管の残像のように無断階でジワジワ暗くなるのではなく、1秒ごとに段階的に古い像の輝度が落ちていく。なので、ジワジワ暗くなるような感じは「5秒」に設定しないとわからない。「1秒」では1秒間に見えた像が順次切り替る、「2秒」では1秒前の状態もわかる、「無限」では捉えた像すべてをずっと表示し続ける(Clearボタンで消去)、というような動作。アナログ感のシミュレートとという感じとは違う。「そういう機能」と思った方がいいみたい。テクトロのDPOだともっとアナログっぽいんだろうか?

ちなみに、カラー表示もできる。

こちらでは、発生頻度を色で表してくれる。

オシロの基準信号の1kHz / 5VをPersist機能で見てみた様子。2chとも同じ信号。

上が「1秒」で下が「2秒」だったかな?忘れてしまった^^;

そして、こちらがカラー表示。

2chとも同じ色になってしまうが、仕方ないか。

まとめ

まとめと言うほどでもないけど、思った以上に面白い。5万円くらいでこれほどのものが買えるのだから驚いてしまう。

⇒ Yahoo!ショッピングでXDS3202Eを見る

コメント

  1. kusanagi42 より:

    60MHz正弦波の軌跡が太いのは実際に雑音が載つてゐるからかも知れません。
    DDSの出力はLPFを通りますが出力周波数とスプリアス周波数との比が小さいので減衰量が取れないのでせう。FFTモードでスプリアスを観測しては如何ですか。

    あとPCリモート表示波形と本体画面波形の差は補間処理の差かも知れません。

    • jh4vaj より:

      スプリアスですか。なるほどです。

      実際に見てみました。

      まずは、10kHz。

      60MHzとは違って、軌跡は細いです。

      続いて、60MHz。記事本編と同条件。

      同じく60MHzで、50Ω終端して同軸で直結したもの。

      スプリアス(と言うかノイズ?)はこっちの方がよりざわざわしてる感じです。

      • kusanagi42 より:

        結構出てますねスプリアス、ノイズ。
        60MHz周辺に10MHzおきに出てゐるものと190MHz(250M-60M)のイメージが結構目立ちますね。
        それが太線に見える原因でせう。

        オシロは正常、信号源の問題です。