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PCBWayで基板を作ってみた

PCBWayから「レビューしてもらえないか」との打診を受けたので、試してみた。

私が作る基板の多くは、基板分割のスリットを入れている。でも、それだと別料金かかることそうなので、そうではないもので試すことにした。

発注

まず、PCBWayのサイトはこちら。

2層、100×100mm、10枚で$5。このあたりは他社と同じ。しかし、24時間と爆速。これはすごい。

「$5.00」のところをクリックすれば、先に進む。

右上の方の国旗マークで日の丸を選ぶと日本語になる。

「なんだか複雑?」と思ったけど、「クイックオーダー基板(自動入力パラメーター)」をクリックしたらシンプルな画面になった。

ガーバーファイルを読み込ませたらそれが絵で表示された。

同一種類四つの面付け。V-cutが縦横一本ずつ。

その他一般的な指定。レジストは青で。

あれ?$5じゃなくて、$31になっている…。注文設定を色々変えて確認してみたら、V-cut指定すると追加料金が発生するらしい。パターンが一種類てあっても。二種類以上だともっと高くなる。他の業者だと同一パターンの場合は追加料金が発生しないところもあるけど、PCBWayではこういう料金体系のようだ。

配送は一番早いDHLで。

支払いへ。住所等、どんどん入力。

PayPalで払うことにすると、PayPal手数料が加算されてしまう。PayPalは為替手数料が高いので、料金的には得策ではなさそう。

アカウント作成時に$5分のクーポンをくれたので、送料を入れて最終的にこの金額。

注文受付の返信メール。

製造

注文受付が06時だったので、Pre生産工程に入るまでに12時間。

どこまで進んでいるかを細かく追える。これは安心。つい、ちょくちょく見てしまう。

Pre工程から出荷待ちになるまで丸二日。24hourはどこを指しているのだろう?ま、ともかく速いのは間違いない。

到着

5月21日着。DHLを利用した場合の配送日数は3~7日となっているので、こんなものか。

化粧箱に入っている。

片面プチプチの真空パック。よく見ると分かるけど、基板の一か所にPCBWayの管理番号が印刷されている。これは発注時に印字しないように指示もできる(有料オプション)。

パックを開けた第一印象は「すごくきれい!」。基板に艶がある。業者によっては粉っぽい印象があるけど、そう言うのは一切なく、ツヤツヤ。ルータ加工後に洗浄しているのかな?

ちなみに、11枚入っていた。

ELECROWで作ったものと比べてみた。左が今回のPCBWay、右がELECROW。穴の大きさと数が違うのは設計を変えたため。それと印字文字以外は同じ。

色が明らかに違う。PCBWayのものは、同じ青でもとても深い。紺に近いくらい。レジストの色が濃い分、白い文字がくっきり見える。

それと、レジストの厚みが違うのか、穴のエッジに丸みがある。

上が今回のPCBWay製。

まとめなど

発注から一週間で手元に届いた。製造期間は丸二日。コロナ禍で物流が乱れていることを考えればすごく早いと思う。

基板製造の途中経過が詳しくわかり、安心。サイトが日本語なのもわかりやすい。

基板の仕上げはとてもきれい。見た目も美しい。

面付け料金が発生しないようと思い、今回は手持ちのデータのうちこれを使った(他のまともなものはどれもスリット入りなので)。しかし、残念ながら、このような同一パターンでも面付け料金が発生した。これでも面付け料金が発生するのだったら、いっそのことスリット入りの通常の「電子回路基板」にすればよかった。そうすれば細いパターンがどんな具合に仕上がるかもわかったのだけど。でも、今回手元に届いた基板の印象からすれば、きっときれいなパターンに仕上がるのだろう。

まとめのまとめ。

  • PCBWayは早い
  • 仕上がりがきれい
  • 途中経過も詳しくわかって安心
  • 日本語でわかりやすい
  • 面付けは同一パターンでも追加料金が発生

【オマケ】

この基板を使って作った1200MHz 2/3λヘンテナ。

SWRもちゃんと落ちている。

1223H01 - 1200MHz 2/3λヘンテナ
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自作
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