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JLCPCBから基板が届いた

先日、JLCPCBに発注した基板が届いた。と言っても、届いたのはもう十日くらい前だけど。ようやく、その基板を使って組み立ても行ったので、レビューの続き。

その前に、発注したときの記事はこちら

発送から到着まで

まず、基板の製造が終って発送されたのが11月2日。

Final Inspectionが31日でDelivaryが2日。ちょっと時間がかかっている気がするけど、週末だったからかな?

その後は配送業者に渡り、その状況もJLCPCBの管理画面で見られる。今回選択した配送方法は「Standard Global Direct Line」。理由は一番安いから。想定配送日数は6~12営業日。今回は11月10日に届いたので、所要日数8日間。想定通り。

こうやって見ると順調に流れて行っているように見えるけど、2日に発送されてから6日までは追跡情報に何も反映されなくて、不安だった。6日になったら後追いでその前の状況も反映された。

トラッキング番号から配送業者を調べてみたらYunExpressという業者だった。そこのサイトでもトラッキングできて、こちらだと「Last Mile Delivery Tracking Number」というものもわかる。これはどうやら日本郵便の追跡番号のようで、日本国内に入ってからは日本郵便のサイトでもトラッキングできる。

日本郵便の配達状況にあるとおり、ゆうパック扱いで届いた。

基板の様子

では、届いた基板の状況を。写真はクリックで拡大。

全部で四種類。それぞれ、きっかり10枚。

実は、基板の色がどうなるかと心配していた。というのは、すべて青レジストにしたのだけど、JLCPCBの管理画面ではこんなふうに表示されていたので。

下のものは銅箔層がなく、レジストだけ。青く表示されていないので、もしかしたらレジストなしで届くんじゃないかと。以前、別の業者でそんなことがあったので。ちなみに上のものも一部が青くなっていないが、これはレジストをマスクしたため。なので、ここはレジストなしで正解。だからそれと同じ色で表示された下のものがどうなるかと気になっていた。

しかし、実際に届いたものは、上の写真のようにすべてちゃんと青レジストで問題なし。あのように表示されるのは画面上だけのことみたい。できれば直してもらえると、余計な心配をしなくて済む。

パターンやシルクはこんな感じできれい。

シルクが欠けているのはVIAがあるため。

基板の端面処理が気になる。

スッパリとは切れていなくて、ザラつきがある。しかも、半数程度はザラつきがかなりひどい状態。回路基板としてだけではなく、今回のものはケースとしても使うので、これはちょっと残念。まぁ、ヤスリがけすれば済む話ではあるが。

他にもやや問題が。

ケースで使うために、組合せ用の突起と孔があるのだけど、その孔の方の工作精度がイマイチ。下は、その穴の部分の拡大写真。

左の方はかなりしっかりとした四角孔になっている。一方、右のものは四角の角が出ておらず、楕円に近い。これだと、突起が素直に入らない。まぁ、これも突起側を少しヤスれば大丈夫ではある。と、まぁ、やや不満はあるが、許容できなくはない。

しかし、もっと大きな問題もあった。

これは明らかに製造ミス。孔がしっかり空いていない。検査漏れだろう。

また、こちらは、潰れ。

こちらも製造ミスだろう。この二点は再生産を依頼したいレベル。検査しているはずだろうけど、見落としたか?あるいは、検査後に生じたトラブル(何かを落としたとか)か?

業者によっては発注枚数よりも少し多めに送ってくることがあるけど、JLCPCBだと発注枚数ピッタリのようなので、そういうバッファはない。

組立て

基板に部品をハンダ付け。

まったく問題なし。ここで問題があったら困るけど。

ケースの方も、上に書いたようなヤスリがけを行って無事組み立てることができた。

全体的には、端面のザラつきとか少々不満はあるものの、このような複雑な形状のものでも、面付け扱いになったりはぜず、追加料金無しで製造してくれるのは大変ありがたい。送料も、Standard Global Direct Lineなら安価なので助かる。

JLCPCBへの発注方法などは前回の記事で。

自作
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