
Banggoodからレビュー用に送られてきたもの。通常のDMM(デジタルマルチメータ)に絶縁抵抗計が付いているのが特徴。
外観・内部
箱の中身は至ってシンプル。

英語版のマニュアルは文字が小さすぎる。写真に撮って生成AIに食わせて翻訳してもらい、使い方を確認した。あ、生成AIに翻訳してもらうのなら中国語版でも良かったのかも。まぁ、ともかくわかった。
DMMとしては、直流電圧、交流電圧、周波数、抵抗、静電容量、ダイオード。電流計はない。活線チェック機能もある。とりあえず、商用電源の測定だけやってみる(電圧と周波数)。

液晶パネルのバックライトは左側面から。なので、写真だと左側に明るい点が見える。肉眼だとさほど気にならない。
ここで一旦中身。



絶縁抵抗計ということは高電圧が必要なわけで、このへんでそれを作っているのだろう。
絶縁抵抗計機能
測定電圧は、250V、500V、1000Vがロータリスイッチで選べる。さらに、50~1000Vという選択肢もあり、これを選ぶとも少し細かく電圧を変更できる。
最初に、確認のためそういう電圧が出ているのか見てみる。
250V、500V、1000Vと変えてみて、ちゃんと出ていることが確認できた。相手側の絶縁抵抗は概ね10MΩ弱のようだ。
スイッチ
では、いくつか測定してみる。


トグルスイッチ、スライドスイッチとも「0L」との表示。多分、「Over Linit」の意味で、測定限界(2000MΩ)よりも高いということなのだろう。デバイスの性能としては良いのだけれど、測定サンプルとしてはおもしろくない。

高耐圧のフィルムコンデサも測ってみたところ、最初何かしらの数値が出たので「おっ!」と思ったのだけれど、徐々に数値が上がっていき、最後には「0L」。コンデンサなのでチャージしている間は電流が流れるから、こういうことになるのだなと納得。
ハンダこて

セラミックヒータはんだコテも測定限界以上の絶縁抵抗。

ニクロムヒータ式(数十年前からの所有品)だとセラミクヒータ式よりも絶縁性能は劣るようで、1100MΩくらいの値が出た。生成AIによれば、加熱すると絶縁抵抗が下がるそうなので、試しに数分通電した後に測ってみたら500MΩ位の値が出た(どんどん冷めるので、それにつれて抵抗値も上がっていく)。

セラミックヒータのものも加熱後に測ってみたけれど、こちらは「0L」だった(写真は省略)。
本当は温調タイプのコテも測ってみたいところだけれど、電子回路が入っているわけだから、高電圧をかけるのはまずそうと思い、断念。
水分による絶縁抵抗の低下など
もう一つ実験として、ユニバーサル基板。

最初は「0L」だけれど、ここに息を「はーっ」と吹きかけると、一気に数MΩまで下がる。水分子が導体だということがよく分かる。ホコリが積もって湿気を吸うと絶縁不良を起こし、ショート・発火に至るのが理解できる(ACコンセントのトラッキング火災とか)。
念のため、10MΩと2.2MΩの抵抗をこの絶縁抵抗計機能で測ってみたところ、それらしい値が表示された。測定値がデタラメでないことがわかる。


まとめ(クーポンなど)
測定中に気になったことがある。それは、バナナジャックがちょっと緩いこと。簡単に抜けるほどではないが、なんだか緩く感じる。ミノムシクリップアダプタもちょっと緩い(こちらはかなり緩いかな)。ここは改善して欲しいところ。
とはいえ、数千円の安価な装置で絶縁抵抗が測れるのは面白い。カーボン抵抗の測定で分かるように、それなりの値を示してくれるので、少なくとも目安くらいにはなりそう。
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