29MHzと433MHzでは、どちらも第二次高調波が非常に強いことがわかったので、その対策。145MHzは許容値内なので対策不要。

29MHz
第二次高調波は35dBくらい下げなければならない。LPFで対応しようとすると、かなり急峻な特性必要で、素子数がかなり増えてしまう(多分、7素子程度)。それはかなり大げさになってしまうし、問題は第二次高調波だけなので、ノッチ付きのLPFにしてみる。
シミュレーション
実現できそうな定数に追い込んだ結果。L1の220nHはT37-6に8回巻きでの実測値。


実測

まず、全体の通過特性。ノッチがやや低かったので、Cは30pFに変更した。下は変更後のもの。

30MHz付近とノッチ周辺詳細。ノッチがやや高い方にズレているが-30dBの下限は58MHz付近なので、まぁなんとか。

28MHz帯でのVSWRの状況。

UV-98 PLUSのスプリアス
UV-98 PLUSにこのLPFを付けて高調波を測定した結果。

ノイズフロアは-25dBm程度であり、高調波でこれを超えるものはない。-13dBm(あるいは、-50dBcの-13.1dBm)をクリアできている。
トラップ周波数の下限が気になるので、バンド内のいくつかの周波数でも測定。問題は第二次高調波なので、スイープ上限周波数は低めで(270MHzまで)。
- 28.00025MHz

- 28.5MHz

- 29MHz

- 29.5MHz

- 29.69975MHz

やはり低い方では第二次高調波が少し出る。FMは29MHz以上だから28MHz台で使うことはないし、28MHz台でも許容値の-13dBm(-50dBc)はクリアしている。
433MHz
430MHz帯も第二次高調波が非常に大きい。以前作った5素子のLPFではクリアできなかったので、別のLPFが必要。
シミュレーション
まずは、29MHzのように、第二次高調波にトラップを入れてみる方法で検討。


Lは出来合いのものを使うので値を動かせない。その条件だとどうにも上手く行かない。減衰量はまずまずでも、通過させたい周波数のVSWRがちょっと高い。それに、Cの値が1.6pFなどと非常にシビア。あまり現実的ではなさそう。
そこで、素直に素子数を多くしたLPFを検討。


なんとかバランスが取れたのがこの状態。カットオフ周波数が高めになってしまったが仕方ない。
実測




まずまずといったところ。145MHz付近でのSWRも2以下なのでLPFつけっぱなしでもまぁ大丈夫だろう。
カバーを付けてみた。




高い方の周波数で通過特性に違いが見られるが、機能上は問題ないかな?
UV-98 PLUSのスプリアス
カバーを付けた状態で測定。周波数分割で。

第二次高調波は-60dBc以下に抑えられた(-60dBcは-22.9dBm)。本当はもっと低く抑えたいが、カットオフ周波数が高めになってしまっているので仕方ない。ともかく、許容値以下には収まっている。


-22.9dBmを超えるものは見当たらない。




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