
基本的にはNJM8830を一発使っただけのシンプルなヘッドフォンアンプ。
- 増幅率は約3倍
- 電源は18650を一本
- MT3608Lで5.2Vに昇圧後、LM27762で±4.5V化
- USB Type-Cで充電(充電専用)
- 充電制御はTP4056
- 電池保護(過充電、過電流、過放電対策)はDW1A+8205A
- 極シンプルなクロスフィード回路内蔵(軽いモノラルミックス)
アンプ部は極わずかで、回路のほとんどは電源部。
1kHz正弦波。負荷は33Ω。入力が1Vだとプラス側が潰れる。0.9Vなら潰れない。

10kHz矩形波応答(入力は0.5V)。リンギングはなさそう。

周波数応答。負荷は33Ωに加えて、220pF、1000pF。ケーブル等の浮遊容量があるので、これに約100pF程度は加わっているはず。オレンジが追加容量なし、水色が+220pF、青が+1000pF。いずれの負荷でもピーキングなどは見られず、素直に減衰している。

以下、1kHz、正弦波、0.5V入力でのスペクトラム。
まず、入力信号側の様子。入力信号なし。測定系のノイズ確認。1.5kHzのピークはAnalog Discovery 2(信号源として使う装置。信号は出していないが接続はしている)からの漏れと思われる。

1kHz入力信号。信号源が持っているノイズの確認。

続いて出力側。アンプ電源オフ、入力信号なし。測定系のノイズ確認。

アンプ電源オン、入力信号なし。

アンプ電源オン。第二倍音の2kHzは入力信号のレベルにアンプの増幅率を加えたものよりやや大きいが、それ以外は大きくなっているものはなさそう。

最後に電源。
まず、昇圧後の5.2Vのリプル。入力信号はなし(最も軽い状態)。

+4.5Vのリプル。

-4.5Vのリプル。

続いて、稼働時。1kHz 正弦波 0.5Vを入力。負荷は33Ω。測定順は上と同じ。



正側も負側も実効値では約3mV(約-50.5 dBV)。NJM8830のPSRRは1kHz付近で80dB程度なので、この変動は-130 dBVに抑えられる。上のスペクトラム測定結果のノイズフロア以下。
ついでに、正負電源を並べてみたもの。




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