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3Dプリントの箱にスミ入れしてみた

先日、JLCPCBの3Dプリントサービスで作った箱。

凹みで文字を入れているのだけど、当然ながら見づらい。そこで、スミ入れしてみようという話。当初からそれを目論んでいたのだけど、のびのびになってしまっていた。

スミ入れと言っても、具体的どうやればいいのかがわからない。3Dプリンタはかなり一般的になっているのでそういう情報もあるだろうと思っていたのだけど、検索してみてもこれというものが見つからない。

そこで、模型関係の方の記事を参考にしてみようと思う。

これによれば、アクリル塗料を専用の溶剤で薄め、そこに中性洗剤を加えるそうだ。中性洗剤の界面活性剤によってアクリル塗料の表面張力が弱まり、細部に流れやすくなるらしい。

ということで、用意したのがアクリル絵の具と筆(ともに100円ショップ)。中性洗剤は家にあったもの。それと、ウエス(これも家にあった不織布を使用)。

絵の具を適当な量の水で薄め、これまた適当な量の洗剤を入れる。割合は、絵の具と水が1:1くらいだったか?水のほうが多めだった気もする。洗剤はそれよりもずっと少なめ。とりあえず、これで。

まず、スミ入れ前の状態。

スミ入れ。最初はできるだけはみ出さないようにと思っていたけど、無理。周辺を含めて塗る感じになった。

湿らせたウエスで拭き取った状態。

中までちゃんと入っていないのか、中まで拭き取ってしまったのか、ともかく全然だめ。もっとも、一回ではだめだろうと思っていたが。

塗って拭いてを四回繰り返した。周りがだいぶ汚れた。

完全に乾いたあと、ヤスリで磨いて水洗いした。アクリル絵の具は顔料なので素材の上に乗っているだけだから削れはきれいに落ちるはず。

ヤスリは3Mのスポンジ研磨材(ULTRAFINE)を使った。これが適切なのかどうかはわからないけど、たまたま買い置きがあったので。

文字はそれなりに入ったけど、周りがくすんでしまった。もっと磨いたほうが良さそう。とは言え、肉眼ではこんなには汚くは見えない。写真で見てびっくりしているところ。

アクリル絵の具と水の割合は適切であったのか、洗剤は必要だったのか、そうしたことはよくわからない。普段からプラモデルをやっているわけではまったくないので。また、プラモデルとこの3Dプリント(UVレジン)とでは素材がまったく違うだろうし。

もしかしたら、絵の具は余り薄めずに、凹みに押し込むくらいが良かったりするのかもしれない。筆ではなくて、ヘラとかで。やってみなきゃ本当のところはわからないけど。

本当は、こういうスミ入れまで3Dプリントサービスでやってくれると嬉しいのだけどな。


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