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カーボンロッド直接給電アンテナ、アースを強化してみた

設置したカーボンロッド直接給電のバーチカルアンテナ、ローバンド(3.5MHzと1.9MHz)のSWRが落ちないのはアースが不充分なためかと考えた。その際のアースは、M6の全ねじ(ユニクロメッキ)。1m物を半分に切って50cmにしたものを四本。

今度は半分に切らずに1mのまま使ってみようと再度ホームセンタへ。ところが、その全ねじが大幅に値上がりしていた。こないだは150円くらいだったのに、210円(だったかな?)になっていた。それでも充分安いのだけど、ちょっと悔しい。

周りを見渡したら、インチ規格の物が格安で売られていた。W3/8の1m物(同じくユニクロメッキ)が、なんと、64円。前はなかったと思うのだけど。W3/8ってM6より太くて10mm近くある。アースに使うだけなのでインチでも良しとしよう。太い方が打ち込むときに曲がりづらだろうし。

前回同様、圧着端子を使って線を出す。ナット二つで挟んで固定。

LiteVNAで測定。まず、アースは50cm物二つ。これが基準。

前回と比べてあまり良くないけど、日によって違うので、今回はこんな感じ。

続いて、新設した1m物を一本だけ。

50cm物二本の方がちょっといいか?

続いて、1m物二本+50cm物二本。

うーん、ほとんど変わらない。誤差の範囲。

最終的には元の50cm物を四本に加えて新設した1m物二本のすべてをつないだ。

これで実際に運用してみたけど、アースを強化したことによる変化はほぼなし(予想通り)。3.5MHzと1.9MHzは相変わらずマッチングが取れないし、14MHzもダメ。

AT50でローバンドでマッチングを取るには、エレメントをもっと長くしないとだめな感じ。あるいは、ローディングコイルを入れるか?

14MHzが苦手なのは、エレメントの長さがちょうど具合が悪いのだろう。もっと極端に短くすればマッチングは取れたので。

このアース強化を行ったのは、連休中。この状態でしばらく使ってみた感じでは、以前から使っているCG-3000のロングワイヤと比べると、飛び・受け共にCG-3000の方が良い(主に10MHzと18MHzで運用)。と言っても、設置場所が違う(CG-3000の方は二階の屋根くらいの高さ)ので、建物の直ぐ側の地面直接のAT50+カーボンロッドの方が圧倒的に不利。それを考えれば、そんなものかとも思う(悪くはないという意味)。


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