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PCWI01修理

頒布したPCWI01が動かないとのことで、送ってもらって修理。

経緯

最初に受けた連絡は、「電源は入るがPCで認識されない」とのこと。インタフェースICのCH340GとX’tal(とコンデンサ)さえつながっていればOSから認識されるはずなので、「IC周りのハンダ付け(ハンダ不良、ショートなど)を再チェックして下さい」と伝えた。

その後、CH340Gをはがすのに失敗して基板パターンがめくれてしまい、電源も入らなくなったと。現物を見てみないことにはわからないので「修復できるか見てみるので、送って下さい」と連絡。

修理内容

CH340G(USB I/F IC)周り

基板バターンが剥がれたそうなので、「まぁ、二、三本、ストラップ線を飛ばせば直るだろう」と思っていたのだけど、届いたものを見たら、CH340Gのパターンは16本すべてなくなっていた。こうなると、選択肢は二つ。

  • CH340Gを接着剤で貼り付けてすべて空中配線
  • CH340GとX’tal周りだけ載せた子基板を作って実装

どっちも一長一短。IC(1.27mmピッチSMD)から直に空中配線だと配線の固定が厄介で外れやすそう。子基板を作るとそれをどこにどうやって固定するか?

と考えあぐねていたけれど、そういえば、CH340Gのモジュール基板を持っていたことを思い出した。これならX’talなどが予め実装されているし、そのX’talの背は低いので、USBコネクタの上に貼り付けても天井にぶつからないので具合がいい。配線もランドがあるので確実。ということで、これを実装する。

電源ショート

その前に、電源が入らない件。+5VのラインとGNDをテスタで当たったらショートしている。そりゃ、ダメだ。おそらくどこかにハンダブリッジがあるはず。

手を入れたというCH340G周りを疑いたいところだけど、そこは基板バターンが綺麗サッパリなくなっているので、ここでのショートはないはず。こうなったらじっと目視していくしかない(他にいい方法を知ってる方がいらしたら教えて下さい)。

で、ようやく見つけたのが表面実装のパスコンの上にハンダくず。おそらく、CH340Gを外したりしているときにハンダが飛んだのだろう。ハンダゴテを当てて溶かしてショートは無事解消。

全体再ハンダ

その他、全体的にハンダが多すぎることと、しっかり溶けていないところがあるように見受けられたので、フラックスを塗って一通り温め直し。

USB I/Fモジュール実装

では、CH340Gモジュールの実装。

このモジュール、元はmicroUSBコネクタが乗っていたが、作りが悪くてちょっと力を入れるとコネクタが剥がれてしまうという欠陥設計。そのため、お蔵入りさせていたもの。今回はそのコネクタは不要なので剥がして使用。簡単に剥がれてしまうことがかえって好都合だった。

また、固定用の穴がスルーホール仕様なので、そこに太めのスズメッキ線をハンダ付けしてUSBコネクタに固定。これなら少々なことでは取れたりしないはず。USBコネクタの上にはポリイミドテープを貼って絶縁しておいた。

モジュール基板が少々斜めに取り付けられているのは、ケミコンとトランスにぶつかるのを避けるため。

USBコネクタからの配線は基板の表には出ていないので、穴を開けてワイヤを通した。

配線は、適当な個所で固定(ハックルーを使用)。

LED交換

Amp LEDがなぜか点灯しない。電圧は来ているようなので、外してチェック。あれ?LEDが切れてる。ということで、交換。無事点灯。

動作確認

  • CW: DSCWでキーイングの確認。外付け電鍵も確認。
  • FSK: MMTTYで送信確認。
  • アナログ経由デジタルモード: WSJT-XでFT8とFT4で実際にQSOできることを確認。
  • アンプとCWフィルタは耳で確認。

清掃

フラックス除去。


以上。返送して終了。

自作
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