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T37-6に巻いたインダクタンスを測定

使用機器など

測定にはNanoVNAを使用。キャリブレーションはアダプタタイプ2で。

線材は0.4mmのポリウレタン線。

測定結果

28回巻き

27回巻き

26回巻き

25回巻き

24回巻き

23回巻き

22回巻き

21回巻き

※ここからはちょっとインチキ。22回巻きまでは1回解くごとにワイヤを切り詰めていたが、21回と20回は切らずに長いまま。

20回巻き

結果整理

測定した範囲(つまり、28回巻きまで)では、自己共振は起こしていない。

以下、インダクタンス値を拾って表にしたもの。

巻数計算値1
MHz
5
MHz
10
MHz
20
MHz
30
MHz
50
MHz
75
MHz
100
MHz
20 回1.20 μH1.371.361.361.371.391.441.521.68
211.321.471.471.461.471.481.521.601.71
221.451.551.541.541.551.571.631.741.91
231.591.691.681.681.701.721.791.942.18
241.731.791.781.781.801.821.892.052.29
251.881.931.931.921.941.972.052.242.53
262.032.082.072.072.092.122.252.502.95
272.192.222.212.212.242.292.452.833.53
282.352.372.362.362.412.482.753.495.47
  • 計算値は、toroids.infoを使わせてもらった。
  • 巻数が少ないと計算値よりもインダクタンスは多めに出る傾向。
    • 28回巻きでは計算値とほぼ一致。
    • AL値は100回巻きが基準だったと思う。
  • 22回巻きと21回巻きとの間のインダクタンスの変化が他の巻数と比べていびつ(変化量が少ない)。
    • 原因はワイヤを切り詰めなかったためと思われる。
    • 1.5μH位のものが欲しかったのでワイヤを切りたくなかった。
  • 20MHzまでは概ねフラット。
    • 20MHzを超えた辺りから周波数に比例してインダクタンスが増える。
    • とは言え、30MHzまでは微増。
    • 50MHzでやや増えたという感じる程度?
    • 75MHzでさらに増え、100MHzではかなり増える。
      • 巻数が多いほど周波数の影響が大きい。
      • 20回巻きでは1MHzに比べて100MHzでは2割増し程度だが、28回巻だと2.3倍にもなる。
      • ただし、100MHz位にもなると、この測定アダプタも怪しくなるので、測定結果は参考程度で。

以上をざっくりまとめると、周波数に対してフラットで使うためには、巻数は少なめ(20回程度)に抑える。ただし、巻数が少ないと計算値よりも大きなインダクタンスになることに注意(言い換えれば、要測定)。


そう言えば、以前も似たようなことをやっていた。


【追記】

コメント

  1. JH6KOQ より:

    今SGCのATUを楽して使うためにバイアスTを検討中なのですが、toroids.infoって良いですね。LT Spiceと共に役に立ちそう! MINI1300でもPC操作ができたらもっと良いのになぁって思いました。

    • jh4vaj より:

      toroids.infoは私も教えてもらったサイトです。ワイヤの長さも計算してくれるので実際に巻くときも助かります。
      コアも安いのですが、送料がネックですね。

  2. JH1LVS より:

    昔々昭和のころ、ネットアナでインダクタンス(キャパシタンスも)を測定する時は、インピーダンスが50Ω近辺の周波数で、、、と教わった。Nanoはどうゆう仕組か不明ですが、CALをオープン/ショート/50Ωでやっているので、本件1~2μHのDUTに対して5MHz(インピーダンスが50Ω近辺)での値が正鵠を射ているのかも?、、、、周波数が10倍も高い50MHzでも値がたいして違わないのはスバラシイ

    • jh4vaj より:

      ありがとうございます。私はまったくの門外漢で、素人があーだこーだとやっているに過ぎません。
      周波数に対するインピーダンスの変化を見ようとすると、当然ですが、周波数を変えざるを得ませんよね。

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