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1:9バランを作ったけど…

だいぶ前に入手しておいたバランキットをようやく組み立てた。

バランキットを入手
昔、最初の開局当時は7MHzフルサイズダイポールを張っていたけれど、今の住宅環境では、そんなのは到底無理。せいぜい、無理やりなロングワイヤが関の山だろう。余談ながら、その最初のフルサイズダイポールは比較的すぐに降ろしてしまった。理由は忘れた...

作ったのは、1:9のバラン、と言うか、正しくはBalunじゃなくて、Unun(不平衡:不平衡)。

unun19_01

まずは、トリファイラ巻のために、ポリウレタン線をよじる。電動ドリルのチャックに加えてスイッチ入れれば一瞬。

unun19_04

絶縁のためにチューブを被せてコアに巻く。巻き終えてからテスタで当たってペア(同じ線)をチェックし、それぞれに熱収縮チューブを被せて区別しておいた。

unun19_03

足を広げて上から見たら虫のよう(笑

unun19_05

この後、ケースに組み込むわけだけど、その前に、コネクタやにはシリコンシーラントを塗っておいた。防水効果を期待して。

unun19_13

組み上がり。

unun19_11

ふたにはパッキンを取り付ける。

unun19_15

450Ωのダミーロード(2.7kΩ/2W酸金の6本パラ)を使って、動作チェック。ミノムシクリップのワイヤが影響しそうで気になるけど、まぁ、HF帯だし。

unun19_16

よし、よし、まぁまぁだ。と思ったのだけど、他の周波数で測って愕然…

MHz SWR
1.9 1.5
3.5 1.1
7 1.4
10 1.8
14 3
18 3
21 4
24 5
28 6
50 7

うーん、ローバンドでしか使えないじゃないか。スペック上は30MHzまでなので、50MHzはともかくとしても、10MHzで最早厳しい。やはり、ミノムシクリップ(とワイヤ)の影響?

とりあえず、今日はここまで。

MR100という、ろくでもないアンテナアナライザ
1:9のバランの件、そういえば、アンテナアナライザを持っているので、それで調べてみよう。 最初からこれを出さなかったのにはワケがあって、実に信用ならないから。指示通りにキャリブレートしても、50Ωの抵抗でSWRが1.2とか言ってくるとんでも...
アンテナ
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jh4vaj

コメント

  1. 7K1CRZ より:

    T2FDを自作しようと思い、9:1バランを作ってみました。
    試験用の450Ωには抵抗を何本も使わなくても、10kと470の
    2パラで済みます。この方が特性が良いのでは??

    • jh4vaj より:

      このときは無線機とSWR計で測ろうというつもりだったので、ある程度電力を入れられるようにと2Wを6本使いました。電力を絞っても良かったのでしょうが、なんとなく。

      例えば、アンテナアナライザで測るのならパワーは考えなくていいので、910Ωを二本パラにするのが良さそうです。455Ωですから、450Ωに対して1%程度の誤差に収められます。