だいぶ前に入手しておいたバランキットをようやく組み立てた。
バランキットを入手
昔、最初の開局当時は7MHzフルサイズダイポールを張っていたけれど、今の住宅環境では、そんなのは到底無理。せいぜい、無理やりなロングワイヤが関の山だろう。余談ながら、その最初のフルサイズダイポールは比較的すぐに降ろしてしまった。理由は忘れた...
作ったのは、1:9のバラン、と言うか、正しくはBalunじゃなくて、Unun(不平衡:不平衡)。
まずは、トリファイラ巻のために、ポリウレタン線をよじる。電動ドリルのチャックに加えてスイッチ入れれば一瞬。
絶縁のためにチューブを被せてコアに巻く。巻き終えてからテスタで当たってペア(同じ線)をチェックし、それぞれに熱収縮チューブを被せて区別しておいた。
足を広げて上から見たら虫のよう(笑
この後、ケースに組み込むわけだけど、その前に、コネクタやにはシリコンシーラントを塗っておいた。防水効果を期待して。
組み上がり。
ふたにはパッキンを取り付ける。
450Ωのダミーロード(2.7kΩ/2W酸金の6本パラ)を使って、動作チェック。ミノムシクリップのワイヤが影響しそうで気になるけど、まぁ、HF帯だし。
よし、よし、まぁまぁだ。と思ったのだけど、他の周波数で測って愕然…
MHz | SWR |
---|---|
1.9 | 1.5 |
3.5 | 1.1 |
7 | 1.4 |
10 | 1.8 |
14 | 3 |
18 | 3 |
21 | 4 |
24 | 5 |
28 | 6 |
50 | 7 |
うーん、ローバンドでしか使えないじゃないか。スペック上は30MHzまでなので、50MHzはともかくとしても、10MHzで最早厳しい。やはり、ミノムシクリップ(とワイヤ)の影響?
とりあえず、今日はここまで。
MR100という、ろくでもないアンテナアナライザ
1:9のバランの件、そういえば、アンテナアナライザを持っているので、それで調べてみよう。最初からこれを出さなかったのにはワケがあって、実に信用ならないから。指示通りにキャリブレートしても、50Ωの抵抗でSWRが1.2とか言ってくるとんでもな...
コメント
T2FDを自作しようと思い、9:1バランを作ってみました。
試験用の450Ωには抵抗を何本も使わなくても、10kと470の
2パラで済みます。この方が特性が良いのでは??
このときは無線機とSWR計で測ろうというつもりだったので、ある程度電力を入れられるようにと2Wを6本使いました。電力を絞っても良かったのでしょうが、なんとなく。
例えば、アンテナアナライザで測るのならパワーは考えなくていいので、910Ωを二本パラにするのが良さそうです。455Ωですから、450Ωに対して1%程度の誤差に収められます。