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WSJT-Xの誤デコード

FT8を運用していたら、JJ4HBIという局から呼ばれた(ことになっている)。が、GLがおかしい。EL45ってメキシコ湾のど真ん中。

相手の設定ミスの可能性もあるけど、どうもデコードがおかしい気がする。「a7」が付いているので、ちゃんとデコードしたものではなくて、推測されたものだし。こういう推測デコードは、まぁまぁ遭遇するけど、こんなに何度も出てくるのは珍しい(おかしい?)。

DFが示す2796Hzあたりには確かに強い信号は確認できる。実際は何なんだろう?

いずれにしても、このように何度もこのデコード結果なので、WSJT-Xが応答しようとし、使い物にならない(CQを出せない)。

なお、JJ4HBIというコールサインの局は総務省のデータベースには現存しない模様。

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コメント

  1. 間 幸久 より:

    WSJT-Xのバージョンにもよるので、確かなコメントではないことをお断りしておきます。

    2,798Hzというのが、怪しいですね。マニュアルでは2.7kHz以下をデコードの対象としています。受信機のバンドパスフィルタを2.7kHz以下にすると解決できるのではないかと思います。
    v2.0.0のUser Guideには「Wide Graph Windowの上限周波数を2600Hzに」とありますが、これは関係しないかもしれません。

    • jh4vaj より:

      推定デコードでのミスはさほど珍しくはありません。しかし、これほど何度も続けてのミスはあまり経験がありません。

      マニュアルに関しては、現時点ではオンランでは2.6.1か2.7.0-rc4のものしか確認できませんが、次のように記されています。

      Bandwidth and Frequency Setting
      If your transceiver offers more than one bandwidth setting in USB mode, it may be advantageous to choose the widest one possible, up to about 5 kHz.

      If you have only a standard SSB filter you won’t be able to display more than about 2.7 kHz bandwidth. Depending on the exact dial frequency setting, on HF bands you can display the full sub-band generally used for one mode.

      https://wsjt.sourceforge.io/wsjtx-doc/wsjtx-main-2.6.1.html#…

      2.7kHz以下がデコード対象との記述は確認できませんでした。

      • 間 幸久 より:

        マニュアルはその通りです。前段の記述では、5 kHzまでのフィルタが使えると書いています。

        以下は私の考えるところですが、一般の2.4kHz〜2.7kHzのフィルタの場合にはエッジの周波数では位相変化が激しくなります。それが原因で、デコードが正常でなくなるかもしれません。

        600〜2,300Hzの範囲でデコードさせるのが問題から逃げる現実的方法かと思いますが、如何ですか。2,585Hz以上のオーディオにするのは、何が狙いですか。

        • jh4vaj より:

          私はワイドグラフの設定は最大(5kHz)にしています。無線機のフィルタは6kHz。単純に、広い範囲を見たいから。
          デコード範囲を600~2,300Hzに制限する設定はWSJT-Xにはないのではないかと思います(他は知りません)。

          F/Hモードの場合、Fox側の送信下限周波数は300Hzですので、Hound側がデコード範囲を600Hz以上にすると応答を拾えない可能性が高まります。
          また、Hound側は送信上限周波数は4,000Hzとされています。ですので、Fox側が2,300Hzに制限してしまうと上の方で呼ぶと拾ってもらえないことになります。

  2. 間 幸久 より:

    お手軽なテスト法
    無線機のダイアルを1kHz上げて、WSJT-Xへの入力周波数を通常の範囲に収めてみるのは如何でしょうか。