XR2206を使った安価なファンクションジェネレータキットがAliExpressやAmazonなどでたくさん出回っている。
KKHMF XR2206 信号発生器 高精度 ファンクション信号発生器 DIYキット 正弦/三角/正方形 出力1Hz~1MHz 周…
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それ用のICを使っているわけだから、きっとかなりきれいな正弦波が得られるのではないかと思い、作ってみた。
部品数は少ないので、あっという間にできあがる。ケースも専用品で立派な感じ。
では、測定。1kHzくらいの正弦波。
「あれ?もしかして三角波?」と思うような波形。念のためと、三角波に切り替えてみた。
あ、思いっきり三角波(オシロの水平軸のスケールが先程のものとは違ってしまった)。やはり、先程の波形は設定は間違えていない。
FFTで見てみる。
基音と3倍音(約3kHz)の差は24dBくらいしか取れていない。その後も奇数次倍音がズラッと並んでいる。
比較として、Twin-T発振器で組んだものを測定してみた。なお、発振周波数の都合で約700Hz。
こちらは、基音に対して倍音成分は-60dBくらいに抑えられている。ただし、基音のスペクトル幅が広い(ジッタが大きい)。
比較しやすいように、XR2206の方も700Hzにして測定。
ということで、残念ながらXR2206の正弦波は期待外れ。なお、おそらくこのXR2206はコピー品。それが原因かもしれない。
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