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マイクロインダクタ(等)の特性測定

測定対象品

AliExpressで購入したマイクロインダクタの特性(インダクタンスとインピーダンス)をNanoVNA-H4を使って測る。

410サイズのマイクロインダクタと、パワーインダクタと表示されている垂直タイプ(6x8mm)。

それと、秋月で購入した510サイズの22μH。

測定方法

立てて使う予定なので、それと同じ条件(つまり、立てた状態)で測る。

測定結果

1μH

赤がインダクタンスでスケールは1μH/div、黄がインピーダンスで250Ω/div。測定周波数は0.1~100.1MHz。

4.7μH

1μH/div、1kΩ/div

6.8μH

5μH/div、1kΩ/div

50MHzを越えたあたりで自己共振を起こす。

10μH

5μH/div、1kΩ/div

自己共振周波数は 6.8μHの場合とほぼ変らず。

10μH(パワーインダクタ)

黒い垂直タイプ。

5μH/div、1kΩ/div

自己共振周波数は40MHz弱で、こちらの方が低い。

22μH

5μH/div、1kΩ/div

ここで一気に世界が変るような感じ。測定周波数範囲は0.1~20.1MHz。

自己共振周波数は13MHzくらい。

22μH(秋月)

5μH/div、1kΩ/div

特性はほぼ同じ。

22μH(パワーインダクタ)

5μH/div、1kΩ/div

47μH

10μH/div、1kΩ/div

68μH

25μH/div、1kΩ/div

100μH

25μH/div、1kΩ/div

自己共振周波数は6MHzくらい。

この他に220μH~1mHまであるが、これ以上は高周波特定を見てもあまり意味がなさそうなのでここでやめる。

まとめ

10μHまでは50MHzあたりまで使えそう。22μHになると自己共振周波数が一気に下がって10MHzくらいまでしか使えない。

パワーインダクタと称しているものよりもマイクロインダクタのほうが高周波特性は(やや)良い。

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