ATU-100の通過特性

アンテナチューナはインピーダンスの辻褄を合せてくれるけど、当然、挿入損失がある。では、実際のところどの程度なのか?ATU-100の通過特性(通過損失)を測定してみた。

とは言え、スルー状態のものしか簡単には測れない。チューニングを取った状態では、インピーダンスが変ってしまっているので。それでも、スルー状態だけでもどの程度なのか見てみるのは少しは意味があるだろう。

まず、最初にNanoVNAのCH0とCH1を直結した状態(=キャリブレーション状態)。スイープ範囲は1~60MHz。

では、ATU-100をつないだ測定結果。ついでなので、通過損失だけではなくて、入力特性も一緒に測定。

グラフの色が薄い方が電源オフの状態。濃い方がRESET状態。どちらも同じかと思ったら結構違っていた。バイパス(スルー)として使うならRESET状態の方が正解みたい。ローバンド(10MHzくらいまで)ならどっちでも同じと言っていいかな。

損失は、10MHzまでなら-0.1dB以下、30MHzまでで-0.3dB以下。50MHzだと-1dBに近づき、54MHzでは-1dBを超える。50MHz帯でも使えるけど、損失がちょっと大きめというところか。

なお、この測定は上にも書いた通り、スルー状態の場合。おそらく、通過するリレー(接点数)が最も少ない一番良い状態。チューニング状態次第では通過リレー数も増えるし、配線やL、Cでの損失もある。そのへんも見てみたいところだけど、簡単に測る方法が思いつかない。

参考までに、あるチューニング状態状態(ロングワイヤを使って7MHzでチューニングした状態)での測定結果。

なんとも判断できない…。


手のひらサイズのアンテナチューナATU-100をレビュー用にBanggoodさんから提供を受けたのでレポート。 概要 ...