ELECROWが8月1日(2022年)から「プリント基板US$1/5枚」のキャンペーンを始めた。当初は9月1日までの期間限定だったのだけど、その後、終了日は撤回。$1は継続されることとなった。
これまで5枚での格安サービスと言えばJLCPCBの$2だったのだけど、選択肢が増えたわけで、ユーザとしては嬉しい。ということで、両者を比較してみる。なお、製造条件はデフォルトのまま。
先に結論を言っておくと、一つならJLCPCB、二つの場合は総合的に見てJLCPCB、三つ以上はELECROWがお得。以下、詳細。
送料込み総額(一注文)
$1とか$2とか言っても、それは基板の製造費。他に送料がかかるので、それを含めた総額で比較しないと意味がない。
ELECROW
下は5枚の発注を一つだけ入れた状態での配送方法。選択肢が結構多い。

一番安いのはYun Express。所要日数が8~11日と長めに設定されているけど、これまでの実績ではそんなにかからないという印象(一週間程度。でも、11日くらいはかかっても文句は言えない)。国内配送は佐川急便だった。

基板製造費と合わせて、$8.33。一枚あたり$1.67。
JLCPCB
JLCPCBも配送法の選択肢は色々。

安いのはOCS(ANAの関連会社)。ExpressとNEPと二種類あり、所要日数は同じだけど値段は結構違う。OCS Expressだと$6.79。OCS NEPだと$4.49。


Economical Global Direct Lineだとさらに安いけどOCS NEPとの差はわずは$0.02。所要日数は二倍くらい違うので、選択するメリットはなさそう。

OCS NEPを選択すると、合計で$6.49。基板一枚あたり$1.30。
【追記】
OCSの料金が下がり、非常に安くなった。詳細は