Maker Faire Tokyo 2022に行ってきた

Maker Faireは、一言で言えば「夏休みの工作・自由研究展のすごいヤツ」。

入場前~入場

まず、公式サイト。

チケットは、e+スマチケっていうやつで。オンラインで買えて手数料もかからないので便利。ただし、スマートフォンでなければ買えない。購入はPCでやらせてくれればいいのに。スマホの小さい画面でポチポチやるのは面倒。と、ここまで書いて、WebブラウザのUAを偽装すればPCでもいけたのかなとも思った。未確認。

混雑緩和のためだろうが、入場時間を分けていた。私は12時の入場のチケットで12:50頃に行ったら入場口はガラガラだった(次の入場チケットは14時だったかな?ちょうど、その中間を狙って行ってみた)。

キッズ向けのコーナもあるので小さな子供連れの方も多い。

コロナ対策で入場登録が必要。通路に立っている係の人が持っているQRコードを読み込むと入力フォームが開く。

実態はGoogleフォームで、なぜかメールアドレスを入力する欄が二つあった。登録すると完了メールが届く。それを入り口で提示。ところが、入場口のところは電波環境が良くないのか、メールがなかなか開かない(新着が届かない)。メールを見せることを知っていれば、事前に開いていたのに。

入場口を入ってすぐのところには大きなマップ。テーマごとにエリア(ゾーン)が決まっている。この点がハムフェアの小間割りとは違う。

まずは、奥のエレクトロニクスゾーンに行って、そこから戻ってくるような順路で回ってみようと予定を立てる。

入り口はガラガラだったけど、中に入ったらかなりの混雑。

小間の間仕切りがないのもハムフェアとは異なる。

奥に行く途中に「ハンダ修理ピット」なるエリアがあった。故障はつきものなので、その場で直せる環境を用意してくれている。実際、「故障中」の展示品も多かった。

展示品

以下、目についたもの。 ゾーンの区別はもしかしたら間違っているかもしれないけど。

エレクトロニクスゾーン

バーコード楽器

バーコードを読み込んで音に変換。読み込んだバーの数が音程に対応しているらしい。なので、近づければ本数が減って音程が下がるし、離せば本数が増えて音程が上がる。本数を変えたものを用意しておけば距離は同じでも音程が変る。

カセットテープを使ったDJ装置

ターンテーブルの代りにカセットテープとは面白い。

MFT2022 010

フレット式バイオリン

フレットとして指板に金属を埋め込むのではなくて、指板そのものを斜めの階段状に作ってある(3Dプリンタ)。

サーマルアイスカービング

熱源を仕込んだ「刃」で氷を溶かして彫刻する。台にはペルチェ素子を仕込んで冷やしている。

公式サイトはこちら。

FRISKサイズのハイレゾDAC

シンクロ式ペンライト

周りの色に合わせて発光色を変化させるらしい。いわゆる推しのライブなんかだと、いつどこで何色を使うかが決まっているとか。そういうのがよくわからない人でも周りに合わせられるというコンセプト。

チップマウンタ

チップ部品を実装するのが大変だからマウンタを作ったそうだ。手段が目的化するという、趣味の世界ではよくある例。

CPU

CPUの仕組みを勉強したくて作ったそうだ。右が4ビット、左が8ビット。

キット会社来る

ボタンを押すとキットカットとが一つ出てくる。CQ出版社の有志作品。

超音波体感装置

超音波スピーカを駆動して空気振動(と言うより風)として感じることができるデバイス。40kHzで駆動しているそうだ。

マイクロマウス

MFT2022 032

導電インク/ペースト

デバイスの接続はペーストを乗せるのだそうだ。他にハンダ付け対応のインクもあるとのこと。

折り紙式メディアデバイス

電圧をかけると縮む素材らしい。

MFT2022 037

コーヒー豆選別機

画像認識で選別。

コマッピング

コマの位置を認識してプロジェクトマッピングを行う装置。

MFT2022 041

グラスハープ

人の指の代りの素材が難しいそうだ。まだ残念ながら人の指ほどのクリアな音になってはいなかった。現プツの写真は取りそこねたみたい。

VVFインバータ

そういえば、タモリ倶楽部で見た。

リレー式電気時計

半導体ロジックをつかていないことが特徴。

リレー式CPU

ニキシー管

ボトルサーキット

回路をボトルの中で組んでいる。ボトルシップのエレクトロニクス版といったところ。その事自体もそ去ることながら、PURE MALTのボトルが懐かしかった(昔よく飲んだ)。首が短いのでこれがいいそうだ。

サイエンスゾーン

テスラコイル

放電を使った音楽。放電の回数がそのまま音になるそうだ。直に空気を振動させているってことか?

MFT2022 053

ところどころ大きな音のノイズが入るが、もしかしたら、この空電によってスマートフォンが影響を受けているのかも。

なお、10年くらい前に関ハムでテスラコイルのデモを行ったことがあるようで、それがノイズ源となって記念局の公開運用等に影響が出たということがあったそうだ(このグループではないとのこと)。

お茶入れ機

プロの手順を再現しているとのこと。

培養肉

自宅で培養肉を作る装置/レシピ。種にする細胞は鶏の有精卵を使うそうだ。割と普通に買えるらしい。「鶉の卵も使えるのでは?」と提案したら、「それはいい!」との反応。アイデアを提供できたようで嬉しい。

虫の目レンズ

非常に近いところから遠くまで焦点が合っていることが特徴。

植物生体電位測定装置

植物培養地を使ったアクセサリ

自宅MRI

自宅加速装置

FAB&アシスティブテクノロジーゾーン

モールス装置

コーヒー豆焙煎機

光るタップシューズ

これは面白そう。

Young Makerゾーン

NANDだけによる16ビットCPU

試作機の裏配線が凄まじい。

メカニカルな7セグメント表示機

廃家電活用

複合機のスキャナ部を使った輪ゴムシューティングゲーム等。

スノーボード体験ゲーム

台をスピーカで振動させて感触を出しているそうだ。

チョーク再生

電卓演奏ロボット

そもそも、音(音階)が出る電卓があって、それを使った自動演奏ロボット。

MFT2022 092

加速器

宇宙エレベータ

デザイン&クラフトゾーン

たまごスピーカ

本物のたまごの殻を使ったスピーカ。スピーカユニットは棒で支えており、たまごの殻は周りを囲むだけのような感じ(殻でユニットを支えているわけではない)。

牛乳パックを使った音が出る玩具

牛乳パックを開かずに、カッタでスジを入れて折っていく。貼り合わせのところが二重なので大変。結構丈夫なフイゴが出来上がる。

輪ゴムテンセグリティ

身につける百葉箱

温度や気圧などのセンサを組み込んだアクセサリ上の装置。データはスマートフォンに飛ばす。電池寿命が課題(データ送信を5分間隔にして、電池寿命は6時間程度らしい)。

コンデンサ盆栽

ミュージックゾーン

リアクティブエフェクタ

ケースの上蓋にも部品を実装している。

演奏支援システム

MFT2022 121

ギターの左手(コード押さえ)や、サックスのフィンガリングは自動制御。人間は、ストローク(ギター)やコンプレッサとタンギング(サックス)だけをやる。

最後に

ちびっこたちの感想。

全体を通して、以前より小規模になっているけど、全部を一日で見て回るには丁度良い規模かな?

以前は農業関係がかなり多かったように思うのだけど、今回は非常に少なかった。また、時節柄、食品関係はほぼなし。試食が無理だからしょうがない。

「面白そうだから作ってみた」、「作りたいから作った」という創造のエネルギーに溢れたイベントで非常に楽しい。ものすごくとんがった作品もあれば、ゆるいのもたくさんあり、振れ幅がすごい。温故知新的なネタを若者視点でやっているのも面白い。