DMRとリフレクタ。調べるほどにわからなくなる…

先日のMD-380が面白そうなので、ちょっと調べてみた。

Twitterで面白そうな無線機を教えてもらったのでメモ。 MD-380 MF-380G 【無線機レビュー】Tytera MD-3...

MD-380とは

まず、そもそもとして、MD-380というのは、DMR式のハンディ機。

メーカサイトの仕様には、「Frequency Range VHF:136-174MHZ / UHF:400-480MHz」とあるのでデュアルバンド機かと思ったら、VHF用とUHF用の二種類があるらしい。要するにモノバンド。同じ型番というのが大雑把と言うか。購入の際には要注意。

特徴はDMR(Digital Mobile Radio)デジタル変調方式ということ。アナログ(F3E)も使える。

価格は、eBayで概ね1万円前後。プログラミングケーブルがセットになっているものとそうでないものがあるので要確認。また、上でも触れたように、VHFモデルとUHFモデルがある点にも要注意。

⇒ eBayでMD-380を探す

DRMとは

DMRとは、上に書いたようにDigital Mobile Radioの略で、デジタル変調方式の無線機。Mobileって入っているので、移動運用を想定したものなのかな。

アマチュア無線でデジタル変調と言えば、D-STARやC4FMが有名。DMRは業務無線で使われてきたものらしい。なので、量産で低コストが期待できるように思う。

各方式の比較はこちらが詳しい。

各デジタルシステム比較表
http://digitalhamradio.dip.jp/?p=88

インターネット網を介した通信

DMRといえども、そのまま使ったのでは変調方式がデジタルなだけで、普通のトランシーバ。通信距離なんかはアナログ式と大差ないだろう。多分。

DMRに限らず、この手のものはインターネットを経由した通信ができるのがメリット。一種のVoIP。

D-STAR
https://www.icom.co.jp/d-starsite/gaiyou/d-startoha/index.ht…

WIRES-X(C4FMを使うVoIP)
https://www.yaesu.com/jp/wires-x/index.php

無線を公衆網につなぐのなだから、一種のフォーンパッチ。かつては日本のアマチュア無線では禁止されたが、しばらく遠ざかっている間に解禁されたらしい。

アマチュア無線と公衆網との接続のための指針
http://www.jarl.org/Japanese/2_Joho/2-2_Regulation/phone-pat…

リフレクタ

このリフレクタっていうのがよくわからないが、以下のようなサイトによれば「インターネット上の仮想的なレピータ」らしい。

八重洲のC4FM無線機を使って仮想レピーター(リフレクター)でみんなでQSOしませんか?
http://uproda.info/post-5012

リフレクターを使って世界中とQSOしよう
https://ja1cou.wixsite.com/ja1cou

C4FM Fusion デビュー
https://davet.exblog.jp/27804733/

いろんなサイトを見るとそれぞれ定義が曖昧でよくわからないが、構成は以下のような感じ。

  • 無線機とのインタフェース
  • インターネットとのインタフェース

無線機とのインタフェースは当然ハードウェア。DMRトランシーバとの通信を行う。この部分をホットスポットと呼んでいるサイトもある。これの有名所は、DVMEGAというもの。

DV MAGA
http://www.dvmega.auria.nl/index.html

こちら、公式サイトだと思うが、DVの後ろに空白があったりなかったり…。

インターネットとのインタフェースは、PC。Windows PCであったり、Raspberry Piであったり。PCと「無線機とのインタフェース」の接続は、BluetoothやUSBのものがあるようだ。PCからインターネットへのインタフェースは有線/無線LAN(Wi-Fiを含む)。そして、専用のソフトウェア。以下のものがあるようだ。

Raspberry Piと組み合せる一体型のものとして、ZUMspotというのもあるようだ。

ZUMspot RPi UHF Hotspot Board
http://mmdvm.blogspot.jp/2017/07/we-are-very-happy-to-announ…

MultiMode Digital Voice The Exciting New Trend in DV
https://www.k6jm.com/2017PacificonMultiMode.pdf

リフレクタの免許の壁

リフレクタの無線機とのインタフェース部は、無線機と435MHz帯などを使って通信するので、当然、これも無線機。となると、免許を受けなければならない。「第n送信機」として追加すればいいかと思ったが、これが実に厄介な問題なようで。というのは、同一局(=同じコールサイン)間の通信は認められていないため別局として新規に開局する必要があるそうだ。

同じエリア内で複数の局を開局することはできないので、別エリアの局として開局するか、社団局を作るか。同じエリア内でも移動しない局と移動する局とであれば二つ作れるけれど、移動できないのではメリットがないだろうから実用的ではない。

別エリアの局にしろ、社団局にしろ、このためだけに開局するのはなんだかなぁ、という気がする。開局費用のみならず、毎年の電波利用料もかかるわけだし。

この問題を一気に解決する手もあるそうだ。なんと、無線機とインタフェース間を(アッテネータを通した)同軸ケーブルで直結してしまうと。

免許の問題、および、同軸直結の話は、こちらのサイトに詳しい。

本機を使う場合のアマチュア無線局免許との関係
https://ja1cou.wixsite.com/ja1cou/mynode-1

無線機はリフレクタに繋がりさえすればいいのだから、もはや音声入出力装置に過ぎないわけで、それなら、同軸直結という手もあるだろう。あれ?それだったらどこが無線?ひょっとして「アマチュア有線」?同軸直結なら、そもそもとして、アマチュア無線の免許もいらない?

なんだかよくわからないなぁ…。

まぁ、ともかく、無線機と「RPiを使ったリフレクタ装置」を同軸直結か免許を受けて無線接続し、RPiとスマートフォンをBluetoothでつないでテザリングすれば、移動運用も可能ではありそうだ。あれ?スマートフォンで電話すればいいような…。

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