NanoVNAでのディレイの測定方法

ディレイ測定と測定周波数範囲

先日、ELECTRICAL DELAYの設定方法の記事を書いた。

先日、NanoVNAにELECTRICAL DELAYを設定することで同軸ケーブルによるディレイの影響を避けて測定する方法を書いた。こちら...

このときは、測定周波数範囲が狭い方がその範囲を細かく見られるのでいいのなかと思い1MHzの範囲にしてみた。しかし、この考え方は間違っていたようで、@edy555 さんから範囲を広げた方がディレイのグラフのガタガタが少なくなるとアドバイスを頂いた。

ということで、周波数範囲を広げて測定してみる。

測定結果

測定対象は、約1.5mのRG-58A/U、先端オープン(切りっぱなし)。

以下、見出しはセンタ周波数とスパン。

10MHz / 1MHz

以前の記事ではSTART 1MHz・STOP 2MHzとしたが、今回は範囲を広くしたいので、センタ周波数を上げる。まずは、範囲を同じ1MHzとした場合。青がディレイのグラフ。

10MHz / 2MHz

10MHz / 3MHz

10MHz / 5MHz

ガタツキがかなり減った。もっと広げて見てみたいので、ここから先はセンタ周波数を上げる。

50MHz / 20MHz

100MHz / 50MHz

これ以上上げると、スミスチャートが一周しそうなのでここでお終い。

まとめ

なるほど確かに広い範囲で測定した方がディレイのグラフはなめらかになる。どの程度の範囲が良いかはケーブル長によるだろうから、測ってみながら良さそうなところを見つける。

【追記】さらに測定周波数範囲を広げる

@edy555 さんから追加のアドバイスを頂戴した。スミスチャートは2~3周程度回っても良いそうだ。ただし、測定の1ステップあたり半周以下が必須。NanoVNAの測定ポイント数は101なので、ステップ数は100。つまり、測定周波数範囲/100で半周以下。

ということで、さらに広い範囲で測定してみる。

100MHz / 100MHz

これで1周半程度。

200MHz / 150MHz

2周と1/4位。スミスチャートよりも、位相のグラフの方が数えやすいかも。

200MHz / 200MHz

約3周。

200MHz / 300MHz

4周半くらい。

TDRによる遅延測定

これだと15.2nsとの結果なので、2周程度の結果が一番近いのかな?あくまで、この測定(ケーブル)の場合だけど。

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