Fusion PCBで部品実装を見積もってみた

部品実装って安いかも?

キットを作る際に表面実装部品を使うことが多くなってきた。個人的には結構好きなんだけど、大変だと思う人も多い。

ところで、基板屋さんの多くは部品実装サービスも行っている。Fusion PCBの部品実装サービスのページにはこんな説明が。

部品実装費が一個あたり$0.01って結構安いんじゃないだろうか?100個実装で$1にしかならないのだから。上は$0.3だけど、抵抗やコンデンサなどなら一番シンプルだろうから実装費は最も安価なんじゃないかな?と、期待しつつ…

見積もってみた

いつもの基板製造サービスのページで基板のガーバーファイルをアップロードし、色などの必要な指定を行う。ここまでは、いつもどおり。それに加えてBOM(Bill Of Material: 部品表)を所定の様式で作ってアップロードするだけ。今回は、すべての部品ではなく、表面実装のC、R、トランジスタ、オペアンプなどに限定。足のある部品はなんとなく実装費が高そうな気がするので除外。

その結果がこれ。

思った以上に高い

実装部品の種類は17、数は計算すると109。基板は10枚なので、実装部品総数は1090個。

総費用はUS$470.24。送料は無料らしい。一枚あたり$47くらいなので、日本円で約5,000円。なお、生産時間は24営業日。

内訳

料金の内訳を見てみる。

一番高いのが実装費で、$311.60。単純計算で311.60/1090=0.2859。「$0.01なら安い」と思っていたのだけど、約$0.3の一番高い単価がほとんどの部品に適用されているみたい。$0.01は大量に発注した場合の単価なんだろう、きっと。10枚などという小数では最も高い単価が適用されるんだろう。完全に目論見外れ。

その他の費用一覧。

段取費$50.00
消耗品費$15.00
部品費$23.74
運営費$35.00

部品費を除いた諸費用の合計が$100.00。これも結構な金額。部品代はほとんどがCやRなので10枚分でわずか$23.74。

「段取費$25から始まり」ってあったけど、その段取費も二倍の$50もかかっているし、それ以外にも運営費が$35もかかるのも痛い。

基板製造費

そして盲点だったのが、基板製造の費用も高くなること。通常なら10枚で$4.90。しかし、部品実装サービスを使う場合は表面処理に一番安いHASLが使えず、ENIGが強制設定される。

結果、$30.00上がって、$34.90。

まとめ

部品実装がチップ部品だけでも1枚あたり1,000円くらいでやってもらえるならありかなと思ったけど、5,000円ほどにもなってしまう。これじゃ、小ロットの趣味の頒布品のレベルでは使えない。

基板設計審査サービス(動作チェック)が一枚だけ無料でやってもらえるそうだけど、「チップ部品だけ」なんていう実装だと動作確認できるわけもなく、やってくれると言っても使えない。「それいらないから、他に充てて」と言いたい所。

また、足が長く、24営業日もかかってしまうのも難点。

ということで、やっぱりチップ部品の手ハンダに慣れるしかない(笑

この記事のタイトルとURLをコピーする
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク