
秋月の高電力RF終端器を使ったダミーロード。上の写真の矢印で示したところがRF終端器。
前々から作りたかったもの。かつてはこんなのを作った。


今回は素直に放熱器を使ったもの。形としてはすぐに思いつくのだけれど、なかなか実現しなかった。問題は放熱器の固定方法。穴を開けてネジで固定するのは簡単に思いつくけれど、穴を開けるのが大変。
放熱器用の両面テープのようなもので貼り付けることもできるけれど、やってみると熱で緩んでくる。エポキシ接着剤などでは熱抵抗が高いし、そもそも耐熱性もさほど高くないらしい。
ということで、何年も放置状態だったのだけど、ふと、生成AIに尋ねてみたらそれ用の接着剤があることを教えてくれた。Amazonで探してみたものの見つからず。しかし、そこは何でも手に入るAliExpress。さほど高いものではない。

とても小さい。5gと書かれている。少ししか使わないのでたくさんあってもしょうがない。

コネクタ違いで二種類作ってみた。接着強度はさすが。ガッチリ固まってびくともしない。ハンマで叩けば外れるかもしれないが、それは外れたというよりも破壊した状態になるだろう。

基板は専用品を起こした。
さて、特性。
まず、SMA-Pコネクタのもの。RF終端器は10Wの方(3216Mサイズ)。


黃がSWRで0.125/div。1.05@510MHz、1.15@1510MHz、1.26@3010MHz、1.35@4010MHz。
赤はレジスタンスでセンタが50Ω、5Ω/div。青はリアクタンスでセンタ0Ω、5Ω/div。
約10W送信で試したところ、15秒程度で放熱器が触れなくなる程度。ちゃんと放熱機器に熱が伝わっていることがわかる。その後、3分ほど送信。とてもじゃないが手を触れられる状態ではないが、煙が出るなどの異常は見られなかった。
続いてSMA-Jタイプ(冒頭の写真)。こちらは5WのRF終端器を使ってみた。2012Mサイズ。

接続のために中継コネクタが入っている(キャリブレーションはLiteVNAのコネクタ直で実施)。

SWRは、1.03@510MHz、1.07@1510MHz、1.07@3010MHz、1.27@4010MHz。数字の上ではこちらのほうがよく見えるが、上に書いた通り、中継コネクタが入っているのでその影響。おそらくSMA-Pタイプの方がより実際の値(ダミーロード単体の値)を表しているだろうと思う。
こちらはRF終端器が5Wのものなので5Wで送信テストを行ってみた。しばらくすると放熱器が温まってくる程度。あまり長時間はテストしていないが、触れる程度で収まる。5Wと10Wの差を思い知る。



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