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UV-K1、分解、主要半導体チップ

UV-K5 V3とUV-K1

UV-K5の新モデルのUV-K5 V3が出ているそうだ。従来機との大きな違いは、マイコンが強化されたことと、メモリが増えたこと。これによって、ファームウェアのカスタマイズの可能性が大きく広がった。今(2026年8月)、一番勢いがあるのがF4HWN版のファームウェア。

UV-K5は従来機も併売されているので要注意。新機種はV3と表記されている。つい値段だけ見て安い方を選ぶと従来機だったりしがち。

さらに、より小型のUV-K1も出ている。どうやらこの二つは中身は同じ。UV-K5 V3は従来のUV-K5と同じ筐体。UV-K1は小型化し、そのまま小ささを活かしたモデルと、バッテリを大きくして稼働時間を伸ばしたものがある。大バッテリタイプだと、UV-K5と同じサイズになるそうだ。

UV-K1(8)というのは、筐体にアルミフレーム、というか、飾りを付けたものらしい。

さらに、透明ケースのものも。

せっかくなら小型のほうが面白そうなので、普通のUV-K1を購入。なお、PCとはUSB Type-Cで接続できるそうだから、何もついていない最もシンプルなものを購入した(従来の通信ケーブルも使えるそうだけど、USBの方が圧倒的に速いらしい)。

本体が小さいのに合わせてアンテナも短い。とってもコンパクト。

ちゃんと動くようだ。

AMの音質もかなり改善されている。従来機のUV-K5だと航空無線はノイズが酷くて聞きづらかったけど、UV-K1はとても聞きやすい。

USB

さて、ここまででわかったのは、USB Type-A – Type-Cケーブルが必要だということ。Type-C – Type-Cだと充電できない(従来のUV-K5と同様)。CC1とCC2のラインの5.1kΩを省略しているようだ。そのためか、PCとの通信もType-Aを使わないとつながらない。

こういうUSB Type-C充電アダプタなるものを使うと、Type-C – Type-Cケーブルでも上手く行くようだ。

接続するとこんな感じ。

ちょっと分かりづらいが、アンテナ端子そばの充電LED(青)が点灯している。

通信もこれで大丈夫なようで、UV-K1本体の電源を入れると「K1 CPS」として認識される(Windows 11)。

分解

動作確認できたので、早速分解。

手順

分解方法はYouTubeでいくつか見つかる。

Démontage du Quansheng UV-K1
🇫🇷 Bonjour à tous !Dans cette vidéo, je démonte et j’analyse brièvement le nouveau Quansheng K1.Composants clés identifi…

Si4732A10を入れた人もいる。

この方は、付属アンテナの分解と解説までやっている。

外装取外し

UV-K5はネジなしで簡単に外装ケースを外せたが、UV-K1はねじがある。と言っても、下の方にある二本だけ。トルクスネジが使われている。

まずは、その二本のネジと、ボリュームのツマミを外す。

下から持ち上げて手前に抜く。

キーパッド、スピーカ、マイクがフラットケーブルでつながっているので慎重に。コネクタの黒い部分を跳ね上げればケーブルが抜ける。

UV-K5はスピーカの配線がハンダ付けされていて、いじっているうちに切れてしまいがちだったけれど、これは完全に外せるのでそんな心配はない。

それにしても10キーの裏にスピーカを仕込むとはすごいな。これがUV-K1を小さくできたポイントだろう。従来機と同じサイズのスピーカを搭載しているので、音が劣化したということもない。10キーの裏であるにも関わらず。他にこう言う構造のハンディ機ってあるのかな?小さいのは10キーがついていないというイメージだけど。

アルミフレーム取外し

アルミフレームへの固定は四本のビス。これはプラスネジ。アンテナとボリュームのナットは緩めるだけで良い(取り外す必要はない)。組立てを簡単にするためだろう、よく考えられている。

基板はかなり薄い。1.0mmかな?測ってはいないけど。

ディスプレイ取外し

アルミフレームを外すと液晶モジュールの爪が見えるので、割と簡単。と言っても結構固いが。フラットケーブルが直にハンダ付けされているので取り外すことはできず、跳ね上げるだけ。ケーブルを切らないように要注意。

主要パーツ特定

基板が見えるようになったので、主だった半導体を見ていく。上に挙げたYouTubeでもだいぶ解説があるので、それを参考に。あれですべてが分かればわざわざ分解しなかったのだけれど、残念ながら分からないものがあったので、それが分解しようと思ったきっかけだけど。

マイコン、PY32F071。

メモリ、PY25Q16。

無線機の御本尊のBK4829。PAOUT(17ピン)はCを通ったあとはスルーホールに抜けている。

BK4829のクロック。26MHzだろう。

PAOUTからのラインを辿って行くとスルーホールにつながっているので基板を裏返す。

そのあたりにはR25とUW刻印のチップ。R25は2SC3356、バッファだろう。UWは2SK3078、こっちはドライバだろう。どちらもUV-K5の従来機と同じ。

BK1080はFMラジオのチップ。送信とは無関係。

表に戻って、ファイナルと思しき石。かろうじてKCと484という刻印が見える。KCだとRD02LUS2だろう。これもUV-K5の従来機と同じ。

この石は3.6Vで2W出力が素直な使い方みたいだけど、7.4Vで使って5Wくらいまで上げているっぽい。

ドライブもファイナルも一つずつ。VHF、UHF共用になっている。ともかくこれで「役者」は揃った。

ついでに受信周り。

受信はV/U独立のようで、R25の刻印は2SC3356。それを、UD刻印のダイオード、おそらくKDS114で切り替えて、BK4829の15ピン(RF_IN)に入れている。

オーディオアンプはLM4898。

まとめ

送信関連のチップは、BK4829、2SC3356、2SK3078、RD02LUS2だと思われる。UV-K5従来機との大きな違いはBK4819がBK4829に変ったことと、マイコンがPY32F071になったことの二点ようだ。なお、公式の情報ではないし、私が調べた範囲なので、一応、念のため。

無線機
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